最近、ゆっくり休むことができていますか?
毎日の仕事や子育てで忙しいと、自分だけの時間を作ってゆっくり休む余裕ができません。
ゆっくり休めないと身体だけではなくてメンタル的にもつらくなってしまいます。
そうなる前に、自分をゆっくり休ませてあげましょう。
だけど、いざ休もうとすると、どうすれば休めるのかわからなくなってしまいます。
そこで、本記事では、自分をゆっくりと休ませる方法について具体的に紹介していきます。
- 休みたいのに何をすればいいかわからない方
- 休むことに罪悪感を抱いてしまう方
- 仕事と家事・育児の両立に疲れを感じている共働き夫婦

しっかりと休んで自分を労ってあげましょう!

なぜ「休めない」のか?心理的な背景を知る

「休みたいのに休めない…」そんな悩みを抱える人は少なくありません。
その心理的な背景として、次の3点について解説していきます。
- 休むことへの罪悪感
- 頭だけが休まらない
- 子育てと仕事の板挟み

まずは「自分はなぜ休めないのか?」を振り返ることが、適切に休息をとる第一歩です。
休むことへの罪悪感
なぜ「休んではいけない」と思ってしまうのでしょうか?
「休むこと」に罪悪感を抱く背景には、これまでの環境や価値観が影響しています。
例えば、「努力すれば報われる」、「頑張ることが美徳」といった考えが強い人ほど、休むことをネガティブに捉えがちです。
また、共働きで子育てをしていると、「家族のために動かないといけない」と無意識に思い込んでしまうこともあるでしょう。
ですが、休息は怠けではなく、自分を整えるための大切な時間です。
むしろ適切に休むことで、仕事や育児にも余裕を持って向き合えるようになります。

まずは「休んでも大丈夫」と自分に許可を出すことから始めてみましょう。
頭だけが休まらない
身体は休めても、頭の中が常に「やるべきこと」でいっぱいになっていませんか?
これは、常に動いていないと不安を感じる「心理的落ち着かなさ」が原因の一つです。
仕事や家事、育児に追われる日々では、「休む=何かをサボること」と錯覚しがちです。
しかし、脳も体と同じように休息が必要です。
意識的に「何もしない時間」を作ることで、心の余裕が生まれます。
「何もしない時間も意味がある」と認識することが、頭を休ませる第一歩です。
子育てと仕事の板挟み
「自分のことは後回し」にする習慣がありませんか?
共働きで子育てをしていると、どうしても「自分のことは後回し」にしがちです。
仕事では責任が求められ、家では親としての役割があり、自分の時間を取る余裕がないと感じることも多いでしょう。
特に「家族のために頑張らなければ」という思いが強いと、気づかぬうちに無理を重ねてしまいます。
しかし、自分が疲れ果ててしまっては、家族にも良い影響を与えられません。
「自分の時間を確保することは家族のためにもなる」と考え、少しずつ自分のための時間を作る工夫をしてみましょう。
「休む=怠け」ではないと理解する

「休むこと」に対して、ネガティブなイメージを持っていませんか?
「休んだら怠けているように感じる」、「忙しいほうが充実している」と思う人も多いでしょう。
しかし、適切な休息は、仕事のパフォーマンスを上げたり、心の余裕を作ったりするために不可欠です。
疲れが溜まると、イライラしやすくなり、家族関係にも悪影響を及ぼします。
休息の役割とは?
休息は、単に体の疲れを取るだけでなく、脳と心をリフレッシュさせる重要な役割を持っています。
私たちは日々、多くの情報を処理し、判断を下し、感情をコントロールしながら生活しています。
そのため、適度に休まないと脳がオーバーヒートし、集中力の低下やストレスの蓄積につながります。
短時間でも意識的に休息を取ることで、思考がクリアになり、感情の安定も保ちやすくなります。
「疲れたから休む」のではなく、「よりよく動くために休む」という意識を持つことで、日々のパフォーマンスが向上し、心にも余裕が生まれるでしょう。
「頑張る」だけでは長く続かない
「もっと頑張らなきゃ」と無理を続けていると、知らず知らずのうちに疲労が蓄積します。
それが、集中力や判断力が低下につながります。
特に、共働きで家事や育児もこなしていると、常にフル稼働しがちです。
しかし、長期的にパフォーマンスを維持するには、「頑張る」と「休む」のバランスが必要です。
短時間でも意識的にリラックスする時間を作ることで、効率よく動けるようになります。
休むことのメリット
自分の心に余裕があると、家族に対しても優しく接することができます。
しかし、疲れやストレスが溜まると、ちょっとしたことでイライラしたり、パートナーや子どもにきつく当たってしまったりすることもあるでしょう。

これは「休めていないサイン」かもしれません。
しっかり休むことで、気持ちにゆとりが生まれ、家族との時間もより穏やかで楽しいものになります。
自分のためだけでなく、家族のためにも「休むこと」は大切だと考え、積極的にリフレッシュの時間を取るようにしてみましょう。
自分に合った休み方を見つける

「休み方」は人それぞれです。
ここでは、次の3つの休み方について解説します。
- 「アクティブレスト」と「パッシブレスト」
- 短時間でも心が軽くなる方法
- 「やらなければならないこと」から「やりたいこと」へのシフト

自分にあった「休み方」を見つけましょう。
「アクティブレスト」と「パッシブレスト」
休息には、体を動かしながらリフレッシュする「アクティブレスト」と、静かに過ごして回復する「パッシブレスト」があります。
運動や趣味で気分転換できる人はアクティブレスト向きで、読書や昼寝で落ち着く人はパッシブレストが合うかもしれません。
「休んでいるのに疲れが取れない…」と感じる場合、今の休み方が自分に合っていない可能性があります。
どちらが自分に合うかを試しながら、気持ちが軽くなる休息方法を見つけてみましょう。
短時間でも心が軽くなる方法
「まとまった休みを取るのは無理」と思う人こそ、5分だけ休む練習をしてみましょう。
深呼吸をする、目を閉じる、好きな音楽を聴くなど、ほんの少しの時間でもリフレッシュできます。
スマホを見ない時間を作るだけでも、脳が休まり効果的です。
最初は短くても、続けるうちに「休むこと」に抵抗がなくなっていきます。
忙しい毎日の中でこまめに休息を取り入れることで、気づけば心の余裕が生まれるでしょう。
「やらなければならないこと」から「やりたいこと」へのシフト
「やらなければならないこと」ばかりに追われていると、気持ちが疲れてしまいます。
もちろん、仕事や家事、育児など避けられないこともありますが、その中に少しでも「やりたいこと」を取り入れてみましょう。
例えば、料理を「義務」ではなく、「好きなレシピを試す時間」と考えたり、仕事の合間にお気に入りのカフェでひと息ついたりするだけでも気分は変わります。
小さな工夫で、日々の生活に楽しみを増やし、心の負担を軽くすることができます。
「休む」ことを習慣化するために

一度休めたとしても、忙しい毎日の中で休むことを忘れてしまいがちです。
そのためには、「休み時間を振り返る」「小さな休息の習慣を作る」ことが大切です。
休むことを習慣化するための方法を紹介します。
- 1日の終わりに「今日の休み時間」を振り返る
- 「休むこと」をポジティブに捉える思考の切り替え方
- 休み下手な自分を責めない
1日の終わりに「今日の休み時間」を振り返る
忙しい毎日を過ごしていると、「今日は全然休めなかった」と思うこともあるかもしれません。
しかし、意識して振り返ってみると、実際には短いながらも休んでいた時間があるものです。
たとえば、コーヒーを飲みながら一息ついた時間、電車の中でぼんやりした時間も立派な休息です。
1日の終わりに「どんな休みを取れたか」を思い返すことで、休息の価値を再認識し、明日への意識も変わります。

「少しでも休めた自分」を肯定し、無理なく休む習慣を身につけられます。
「休むこと」をポジティブに捉える思考の切り替え方
「休む=怠け」と思ってしまうと、なかなか気持ちよく休めません。
しかし、実際には、適切な休息を取ることで集中力が上がり、仕事や家事の効率も良くなります。
思考を切り替えるために、「休むことで得られるメリット」に目を向けてみましょう。
たとえば、「リフレッシュすることで家族に優しくなれる」「疲れを取ることで仕事のミスが減る」など、休むことがプラスに働くと実感できるはずです。
休息は前向きな行動のひとつと考え、積極的に取り入れていきましょう。
休み下手な自分を責めない
「休むのが苦手」と感じる人は、無理にきちんとした休息を目指す必要はありません。
最初からうまく休めなくても大丈夫です。
大切なのは、「少しずつ休む練習をする」ことです。

最初は5分間リラックスするだけでもOKです。
休むことに慣れていない人ほど、最初は違和感を覚えるかもしれませんが、続けるうちに自然と休息を受け入れられるようになります。
「休めない自分」を責めるのではなく、「少しずつ上手になっていけばいい」と考えて、気楽に取り組んでいきましょう。
まとめ
今回は、自分をゆっくりと休ませる方法について解説しました。
「休むこと」は決して怠けではなく、心と体を整え、より良い毎日を過ごすために必要な時間です。
自分に合った休息の方法を見つけ、短時間でも意識的に休むことで、気持ちの余裕が生まれます。
また、休めない自分を責めず、「少しずつ練習する」意識を持つことが大切です。
自分を休ませる方法として、次の書籍が参考になります。

ご相談や質問がある場合には、こちらまでどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。