アンガーマネジメントのやり方|怒りの感情を効果的に表現する!

アンガーマネジメント怒りの感情を上手に表現

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この記事では、

アンガーマネジメントで怒りの効果的な表現法を身に付ける方法

について詳しく説明します。

怒りの感情は抑えた方がいいと思う方が多いかもしれませんが、アンガーマネジメントでは上手に表現することが大切です。

怒りの感情自体が悪いものではありません。

表現方法や場所を選んで怒ることができるようになることが理想的です。

そこで、この記事では、

  • アンガーマネジメントスキルを高めたい!
  • 怒りを上手に表現するにはどうしたら良いの?
  • 子どもに対して感情的にならないようになりたい!

といった疑問や質問に答えて行きます。

ゆう

怒りをコントロールして効果的に伝えるコミュニケーションスキルを身に付けていきましょう。

この記事では、アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介監修の漫画「もう怒らない本」を参考にしています。

著:安藤俊介, 著:橋本くらら
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目次

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメント」とは、怒りなどの感情を上手にコントロールしたり、適切な方法で表現できたりするようになるためのスキルです。

怒りなどの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。

自分の怒りの感情と上手に付き合い、人前で怒りの感情を上手に出せるようになったり、必要のないときには出さないようにしたりできるようになることを目的としています。

アンガーマネジメント協会のサイトはこちら

怒りの効果的な表現法

言い合う母娘

怒りの効果的な表現方法について説明していきます。

具体的には次の5点について紹介します。

  1. 一貫性をもって怒る
  2. とにかくゆっくり話す
  3. 「私」の意見を伝える
  4. 正確な表現を心がける
  5. 「これから」の解決策を話す
ゆう

1つずつ説明していきます。

一貫性をもって怒る

1つ目は、「一貫性をもって怒る」ことです。

怒るときは、どんなことにも怒りをぶちまけるのではなく、一貫性があるかに気をつけましょう。

いつでも、誰に対しても、同じ基準で怒れるかどうかが大事です。

怒りに一貫性を持たせるためには、自分の怒りの傾向を把握する必要があります。

自分がどんなことに起こりやすいのかを、できるだけ客観的に分析した上で、正当かつ重要だと感じた場合にだけ怒るようにしましょう。

何でもかんでも怒っていると、怒られる方は「本筋」を把握できません。

細かいことをいちいち指摘していくよりも、相手や子どもに「本筋」を理解してもらうことの方が大事です。

怒りのトリガーを知っておく

人には「ここにふれられるとどうしても怒ってしまう」というポイントがあります。これをアンガーマネジメントではトリガー(引き金)と呼びます。トリガーに気づくには、自分の怒りを記録して分析することが役に立ちます。

とにかくゆっくり話す

2つ目は、「とにかくゆっくり話す」ことです。

怒りを伝えるときは、とにかくゆっくりと、穏やかな口調で話しましょう。

怒りの感情を抱えているときは、相手に対して主張したいことがあるので、つい早口になってしまいがちです。

言いたいことを一気にまくし立てると、苛立ちを伝えるだけで、話の中身は伝わりません。

なので、怒りを伝えるなら、まずは心の中で「ゆっくり話そう」と自分に言い聞かせましょう

また、怒りを伝えるときは、あえてにこやかな表情を作ってみて、相手の目を見つめ、相手を迎え入れるように手を大きく広げて話すと良いでしょう。

ゆう

穏やかなボディランゲージも効果的です!

「私」の意見を伝える

3つ目は、「「私」の意見を伝える」ことです。

怒りを伝えるときは、主語を「私」にしてみましょう。

つまり「私は困っている」と伝えれば良いのです。

「君がちゃんとしないから、こんなトラブルになったじゃないか!」と相手を責めたくなっても、別の言い方を考える方が良いです。

トラブルについて「私はどう感じているか」を伝えるのです。

主語を「私」に変えることで、「あなたが悪い」と相手を責めたくなります。

今本当に伝えたいことは、「私」がどう考えているか、どう感じているかであって、「あなた」がどうかではないのです。

ゆう

アイメッセージ」とも言います。

正確な表現を心がける

4つ目は、「正確な表現を心がける」ことです。

怒りを伝えるときこそ、物事を正確に、できるだけ客観的に表現するよう心がけましょう。

「いつも」「必ず」といった言葉を用いそうになったら、グッと堪えて、「〜しがち」「〜の傾向がある」という言葉に変換しましょう。

大切なのは、大袈裟な表現を使わず、目の前の事実を伝えるようにすることです。

ゆう

5W1Hも積極的に活用しましょう。

また、怒りに関する「言葉」をたくさん知っておくことも大切です。

感情に関する言葉を普段から選ぶことで、感情のコントロールのしやすさは変わって行きます。

次の表は、怒りを表現するボキャブラリーの例です。

強さ言葉
逆鱗に触れる、猛り狂う、怒髪天をつく、はらわたが煮えカエル、烈火の如く怒る
やや強激昂する、逆上する、堪忍袋の緒が切れる、怒りを爆発させる、怒声を張り上げる
頭に血がのぼる、腹に据えかねる、息巻く、しゃくにさわる、おかんむり
やや弱憤る、気色ばむ、カッとなる、不機嫌いなる、むしゃくしゃする、目をつり上げる
ムッとする、カチンとくる、腹がたつ、気にさわる、ヘソを曲げる、むくれる
怒りを表現するボキャブラリーの例

怒りをはじめとする感情の育て方や発達の仕方については、次の記事を参考にしてください。

「これから」の解決策を話す

考える男性

5つ目は「「これから」の解決策を話す」ことです。

何か問題があったときのもう一つの考え方は、「どうしたら解決できるだろう」という解決志向です。

問題志向が過去を中心としたものであるのに対して、解決思考は未来を中心にしています。

怒っているときは、問題志向の「なぜ」を封印して、「どうしたら」と問い掛けましょう

また、「今度から」も未来を語る言葉です。

人に怒りを伝えるときには、「今度からはこうしてほしい」ということを、理由とともに話しましょう。

感情に関する問題は、原因を追究していくと、拗れてしまうことが多いものです。

後ろ向きの話にイライラも溜まります。

ゆう

問題志向よりも解決志向で考えましょう。

まとめ

今回は、アンガーマネジメントで怒りの効果的な表現法を身に付ける方法について説明しました。

アンガーマネジメントスキルを身に付ければ、子どものわがままで怒ったりイライラしたりしても、感情的にならずに怒りを上手に表現できるようになります。

アンガーマネジメントを子育てに活かす方法については次の記事も参考にしてください。

ご相談やご質問がある場合は、お気軽にお問い合わせまでご連絡ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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