今回の記事では、
共働き夫婦が子育てと家事を協力するコツ
について詳しく説明していきます。
子育て中の方に質問ですが、夫婦で協力して子育てと家事できていますか?
「ワンオペ育児」という言葉があるように、夫婦のどちらか、特に妻の方に子育てや家事の負担が偏ってしまっているご家庭少なくありません。
そうした状態が続くと、夫婦仲が徐々に悪くなり、子どもにとっても家庭が安心できる場所でなくなってしまうおそれがあります。
そこで,今回は,
- 子育てや家事を協力できる夫婦の共通点って何?
- 夫婦仲良く,楽しく子育てをするための方法を知りたい!
といった疑問や悩みに答えていきます。
子育てや家事の負担が大きくて、今後の夫婦関係にお悩みの方、是非参考にしてください!
子育てや家事を協力できる夫婦の共通点
まずは、子育てや家事を協力できている共働き夫婦の共通点について確認していきます。
それは、相手の気持ちを理解して、お互いを尊重し合っているという点です。
こうした夫婦関係を築くことが、子育てと育児の協力に欠かせません。
私たち夫婦もいつも意識するようにしています。
家庭によって、夫婦間における仕事と子育てや家事の負担感は異なりますし、共働き夫婦の負担のバランスについて正解というものもありません。
夫婦が、日ごろから十分に話し合い、お互い納得の上で子育てや家事について協力していく姿勢が何よりも大切と言えます。
共働き夫婦が子育てと家事を協力する5つのコツ
ここからは、夫婦が相手の気持ちを理解して、お互いを尊重し合いながら子育てや家事を協力して行っていくためのコツを5つに分けて紹介します。
みなさんには、5つの中の1つでも使えそうなものを取り入れてもらうことができれば、今よりも夫婦で子育てや家事を協力することができるようになり、夫婦仲が良くなり、子育ても楽しくできるようになるはずです!!
私が日ごろから大切に思っていることばかりです。
夫婦でコミュニケーションを取る
1つ目は、夫婦間のコミュニケーションについてです。
最近、夫婦で子育てや家事のことを話し合うことができていますか?
子育てや家事に限りませんが、夫婦がお互いを信頼して、思いやりを持って接して、暖かい家族関係に保つためには、日々のコミュニケーションが欠かせません。
出会った頃や結婚したばかりの頃であれば、二人きりの時間をたくさん過ごすことができて、特にコミュニケーションを取ることに苦労したり心配したりすることはなかったと思います。
しかし、子どもが生まれると、どうしても子ども中心の生活になってしまい、特に子どもが小さいうちは、朝から晩まで子どもの世話をすることになってしまいます。
夜に夫婦二人きりの時間を作ろうとしても、子どもを寝かしつけていると一緒に寝てしまって、ゆっくり時間を作ることすら難しいことがあります。
また、30~40歳くらいになると、会社においても責任のある仕事を任されるようになります。
夫婦どちらかが仕事に忙しくなって、帰りが遅くなったり休日にも出勤したりするようになると、ますます夫婦で会話をする時間を作ることができにくくなります。
このような生活を送っていると、夫婦の関心は子どもや仕事ばかりに向いてしまって、夫婦お互いの気持ちに目が向きにくくなってしまいがちです。
お互いに関心が向きにくくなると、コミュニケーションが減っていってしまい、ますます気持ちの距離ができてしまい、いつの間にか毎日同じようなルーティーンの生活をおくることになってしまいます。
いざ、妻や夫に子育てや家事のことを相談しようと思っても、相手がどのように考えているのかが分からないために、「疲れているかもしれないな?」「心配かけたくないな」などと思って、相談することすらためらってしまうかもしれません。
だけど、相談したいことがあるときこそ、夫婦で話し合える関係を作っておくことが大切ですよ。
だからこそ、夫婦は普段から意識してコミュニケーションを取る必要があります。
日々の出来事や自分の考えや気持ち、家族で共有しておくべき問題など、話題にすることはたくさんあるはずです!
ただ、自分の考えや感じていることを相手に伝えることについて、苦手意識を持っている人もいるかもしれませんね。
夫婦であっても、そんな簡単には話せないこともあるよと思っている人もいるでしょう。
そうした人には、「アサーション」のトレーニングをお勧めします。
詳しくは次の記事に書いていますので、参考にしてください。
子どもの話をよく聴く
2つ目は、子どもの話をよく聴くことです。
最近、お子さんが学校や幼稚園・保育園でどんなことがあったか知っていますか?
小学生なら、どんな勉強をしているとか、どんな係活動をしているとか、誰の席の隣とか・・・
子どもと接する時間が多ければ、子どもの話を聞いて自然と先ほどのようなことは耳に入ってくると思います。
しかし、普段子どもと一緒の時間を作れない方にとっては、子どもが普段どのような生活を送っているのか知らないことが増えているかもしれません。
いくら仕事が忙しくて子どもと話す時間が取れないとしても、夫婦でコミュニケーションを取ることができていれば、子どもがどんな生活を送っているのか知ることはできますし、週末だけでも子どもと向き合って話すことはできるはずです。
子どもの話を聞くこと、夫婦で子どもを話題にした話をすること、これができているということは、子どもに関心が向いているということです。
子どもに関心を向けることができていれば、自然と子育てや家事にも目が向きやすくなります。
私の家庭では、妻が少しだけ早帰りをさせてもらっていて、夕方から夜にかけて子どもの世話をしてくれています。
私は仕事で忙しくなって、帰りが遅くなってしまうことがあります。
そうした場合でも、子どもが起きていれば今日あったことや考えたことなど一つ二つ聞くようにしていますし、もしも子どもが先に寝てしまっていたら、妻から子どもについての話を聞くようにしています。
子どもが学校や家で頑張っていることを知ると、私ももっと仕事や子育てや家事を頑張ろうという気持ちになります!
最近のお子さんの生活状況について分かっていない方は要注意です!
子どもの話を聞くことができていないということは、子どもに関心が向けられていない可能性があります。
そうなると、当然、子育てや家事にも関心が向かなくなってしまいます。
そうした人は、子どもと一緒にいる時間を少しでも作って、子どもの話をよく聴くようにしましょう。
もしも、自分の夫や妻が子どもに関心が向けられていないなと感じるようなことがあれば、家族みんなで子どもの話を聞くような時間を作るとよいでしょう。
夫婦が子どもに関心を向けて、子どもが今どんな気持ちなのか、どんな課題にぶつかっているのか知ることができれば、自然と子育てや家事をやろうとする気持ちにつながっていくはずです。
相手の一人の時間を作ってあげる
3つ目は、妻や夫に一人の時間を作ってあげて、リラックスしてもらうことです。
最近、妻や夫に、一人になってゆっくりしてもらったことありますか?
あなたや相手が自分で一人になれる時間を見つけて一人になったのではなくて、相手のために時間を作ってあげたかどうかという点です。
子育て中の共働き夫婦は、仕事や家庭で受けるストレスは大きく、毎日の生活の中で疲れてしまっているでしょう。
特に、子育てや家事の負担の大きい人にとっては、家では子どもの世話に追われてしまい、一人になることはほとんどできません。
トイレや風呂ですらゆっくりすることはできないことありますよね?
そうした妻や夫の気持ちを理解して、少しでも疲れを取ってリラックスしてもらうために時間を作ってあげましょう。
ほんの少しの時間でも効果があります。
相手を気遣う気持ちを示すことが、相手のストレスを減らして、日々の生活の張り合いにつながります。
我が家では、妻が夕方5時過ぎ頃に帰って、子どもの世話をしてくれています。
夕方から寝るまでの時間は、ある意味子どもとの戦いの時間であって、夕食の準備から片付け、入浴と風呂上がりの着替えなど、子どもの歯磨き、明日の学校の準備など、休む暇もありません。
私は、子どもが入浴しているころに帰宅することが多く、その後の着替えや歯磨きなどは一緒に行うことができますし、更に私は寝かし付けもやっています。
なぜなら、妻が子どもの寝かし付けをすることになると、大抵の場合一緒に寝てしまい、妻が一人の時間や夫婦の時間を作ることができなくなってしまうからです。
私が子ども二人と一緒に布団に行くと、妻はようやく一人になることができ、ゆっくりすることができているようです。
おそらくあなた自身も疲れていて、妻や夫を一人にさせてあげる前に、自分が一人になってゆっくりしたいという気持ちがあるかもしれません。
あなたが相手を気遣ってあげれば、相手もあなたを気遣ってくれるようになります。
子育て・家事の分担を固定化しない
4つ目は、夫婦が行っている子育てや家事の分担を固定化しないことです。
あなたのご家庭では、子どもの世話や家事について、どっちが何をやるのか明確に決めてしまっていませんか?
子どもが生まれてから成長していく過程で、自然と夫婦の間で子どもの世話や家事の分担が決まってしまうことがあります。
子どもの世話や家事が苦手な夫の場合、朝のごみ捨てと風呂掃除が担当で、その他は妻が行っているといった感じです。
一度、子どもの世話や家事の分担を決めてしまうと、その人にとっての「仕事」になってしまいます。
例えば、妻が子どもの歯磨きを担当している場合、もしも妻が体調が悪くてできない場合に、夫は「妻の代わりにやってあげる」と考えるようになってしまいます。
なんだかおかしいですよね?
本来であれば、子どもの世話も家事も、夫婦が協力して一緒に行うことであって、夫の担当はこれ、妻の担当はそれ,といったものはないはずです。
もちろん、一人で何でもできればよいのですが、人には得意や苦手なものはあり、どうしてもできないこともあるかもしれません。
そうしたものはできる人がやればよいですが、そうでないものについては分担とか担当などは明確に決めずに、「そのときにやれる人がやる」「夫婦が一緒にできることは一緒にする」といった感じにしておいて、子どもの世話と家事を協力してやっていくことが望ましいです。
私も妻も、明確な役割というものは決めていません。
休日の朝食を私が作っていたら、妻がその間に洗濯機を回して子どもの朝の支度を手伝いますし、その逆もあります。
また、最近妻ばかり掃除をしているなと気づいたら、私が掃除をするようにもしています。
明確に役割や分担を決めないことで、夫婦お互いが相手の動きをよく観るようになり、相手がやっていない子どもの世話や家事を率先してできるようになります。
感謝の気持ちを言葉にする
5つ目が、夫婦がお互いに感謝の気持ちを言葉にして伝えるということです。
最近、妻や夫に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えていますか?
子どもの世話や家事は、光が当たりにくいものばかりです。
仕事をしていない方、仕事の時間が短い方が、「やって当たり前」という風潮さえあります。
しかし、やっている人は分かると思いますが、子どもの世話は本当に大変ですし、家事についても毎日毎日繰り返すことであってとても苦労するものです。
そうした「やって当たり前」という考えから抜け出すと、妻や夫が日々子どもの世話や家事していることについて、感謝の気持ちを抱くことができるでしょう。
そうした感謝の気持ちが出てきたら、きちんと言葉にして伝えましょう。
先ほど、夫婦のコミュニケーションの大切さについて説明しましたが、自分が考えていること思っていることを言葉にして相手に伝えることで、相手もこちらの気持ちを理解できるようになります。
そうすると、お互いにもっと配慮できるようになりますし、相手の感謝の気持ちが伝わってきたら、子育てや家事に対して積極的・前向きにやろうという気持ちが高まってくるはずです。
まとめ
今回は、夫婦が相手の気持ちを理解して、お互いを尊重し合いながら、子育てや家事をするための5つのコツについて説明してきました。
相手の気持ちを理解して、相手を尊重することが何よりも大切で、そうしたことができている夫婦は、子育てや家事について協力して楽しく取り組んでいるでしょう。
私も妻も、夫婦間のコミュニケーションや子どもとの会話を欠かさずに、夫婦互いの気持ちを思いやって気遣いつつ、どちらが子育てや家事をするといった分担をすることなく、一緒に協力して取り組み、感謝の気持ちを伝えあっていきたいと思います。
なお、ワンオペ育児から抜け出す方法については、次の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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