「不登校の子どもを見て、“ずるい”と感じてしまう…」
そんな自分に戸惑ったり、罪悪感を抱えていませんか。
本当は支えたいと思っているのに、
・学校に行かなくていい状況が羨ましく見える
・頑張っている自分ばかりが損している気がする
と感じてしまうことは、決して珍しいことではありません。
私はこれまで20年以上、子どもの行動や心理に向き合い、保護者の支援に関わってきました。
その経験から言えるのは、この感情は「間違っている」のではなく、「理由がある」ものだということです。
この記事では、「ずるい」と感じてしまう背景を整理しながら、
親としてどのように向き合えばよいのかを具体的に解説します。
ゆう親子の関係を大切にしながら、子どもが前を向くためのサポート方法を一緒に考えていきましょう。
不登校の原因や親の対応の全体を知りたい方は次の記事を参照ください。


なぜ「ずるい」と感じてしまうのか





まずは、その感情がどこから来ているのかを整理していきます。
「ずるい」と感じる背景には、いくつかの心理があります。
・自分は我慢してきたのに、という不公平感
・子どもには頑張ってほしいという期待
・将来への不安
・どう接すればいいかわからない戸惑い
これらが重なると、
「納得できない気持ち」が“ずるい”という言葉で表現されやすくなります。
その感情は悪いものではない





「こんなふうに思ってはいけない」と感じる方も多いですが…
この感情は、親として自然なものです。
むしろ、
・子どもを大切に思っている
・きちんと向き合おうとしている
からこそ生まれる感情とも言えます。
無理に否定すると、
かえってストレスや自己嫌悪が強くなることがあります。
まずは
「そう感じている自分がいる」と認めること
が大切です。
📖 「子どもにイライラしてしまう自分」が嫌になっている方はこちら


不登校の背景にあるもの





一方で、子ども側にも見えにくい事情があります。
不登校の背景には、
・学校環境への強いストレス
・対人関係の不安
・発達特性による負担
・自己肯定感の低下
などが関係していることがあります。
外からは「楽そう」に見えても、
本人の中では大きな葛藤や負担を抱えているケースも少なくありません。
この視点を持つことで、
「ずるい」という見方が少し変わることがあります。
また、不登校を原因ではなく、状態(タイプ)で捉えることも重要です。


親としてどう関わればいいか





では、実際にどのように関わればよいのでしょうか。
大切なのは、「正解を探すこと」よりも
状況を整理することです。
・何に困っているのか
・どこに負担があるのか
・どの関わりが合っているのか
これらは家庭だけで考えると、
どうしても視野が狭くなりがちです。
そのため、
第三者の視点を入れることで整理が進むケースも多くあります。
📖 学校・公的機関・民間など「不登校で頼れる相談先」を整理して知りたい方はこちら


一人で抱えないという選択肢





「どう関わればいいのか分からない」と感じたときは…
無理に結論を出そうとせず、
一度状況を整理することが大切です。
その方法の一つが、オンラインカウンセリングです。
例えば、
**うららか相談室**のように、
自分に合うカウンセラーを選んで相談できるサービスもあります。
・家庭の状況に合わせて話を整理できる
・具体的な関わり方を一緒に考えられる
・オンラインで気軽に利用できる
といった点から、
「まず一度話してみたい」という方にも利用しやすい仕組みです。
まずは合いそうなカウンセラーを確認する
まとめ
「不登校はずるい」と感じてしまう気持ちは、
決して特別なものではありません。
その背景には、
親としての責任感や不安、戸惑いがあります。
大切なのは、その感情を否定することではなく、
どう向き合うかを少しずつ整理していくことです。
必要に応じて、第三者の視点を取り入れながら、
無理のない形で進めていくことが、結果的に子どもとの関係にも良い影響を与えていきます。




元 少年鑑別所 心理技官(18年)
現職:子ども家庭支援センター


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