家の中で、子どもが手を出してしまったとき・・・
驚きや怖さと同時に、「自分の育て方が悪かったのでは」と強く自分を責めてしまう親御さんは少なくありません。
けれど、家庭内で起こる子どもの暴力は、単なる反抗や性格の問題だけで説明できるものではありません。
発達特性や感情の切り替えが苦手、不安や混乱を言葉で表現しにくいといった特徴があると、本人の意思とは関係なく、行動として感情が噴き出してしまうことがあります。
この記事では、心理士の立場から、子どもが家で手を出してしまう背景にある心理的要因と、親が最初に知っておいほしい視点について整理していきます。
- どんな子どもが家庭で体を出してしまいやすいの?
- 具体的な対応法を知りたい!
- 相談できる専門機関はどこがいい?
今まさに、子どもの家庭内暴力でお悩みの方にとって参考になります。
ぜひ最後までお読みください。
子どもが家で手を出してしまうとき、まず知っておいてほしいこと
家の中で子どもが暴れてしまったり、物に当たったりする姿を見るのは、親にとってとてもつらい体験です。
「このままで大丈夫なのだろうか」「どこまで深刻なのか」と、不安や焦りが一気に押し寄せてくることもあるでしょう。
けれど、こうした出来事は、親の育て方が悪かったから起きているとは限りません。
多くの場合、子ども自身がうまく言葉にできない苦しさや行き場のない感情を、家庭の中で表現してしまっている状態です。
この記事では、まずその背景を整理し、親が一人で抱え込まなくてよい理由をお伝えします。
家庭の中で起こる暴力は、珍しいことではありません
早速ですが、次のグラフをご覧ください。
これは子どもによる家庭内の暴力の認知件数の推移のグラフです。

この図のとおり、子どもによる家庭内暴力は年々増加しています。
その中でも特に小学生や中学生による家庭内暴力は増加傾向にあります。
ゆう家庭内の子どもの暴力は決して珍しいものではない、ということです。
家庭内で暴力が起こりやすい子どもに共通する背景


家庭内で子どもが手を出してしまう背景には、原因が一つだけ、というわけではありません。
多くの場合、いくつかの要因が重なり合い、子ども自身もどうしてよいかわからない状態に追い込まれています。
ここでは、心理職としての相談現場でよく見られる背景を、「生物的・心理的・社会的」という視点から整理します。



この視点を取り入れた考え方を「生物心理社会モデル」と言います。
衝動を抑えにくい特性が影響している場合(生物的な視点)
怒りや不満を感じたときに、その気持ちを一度立ち止まって整理する力は、子どもによって大きく差があります。
もともと衝動性が高かったり、感情の切り替えが苦手だったりする場合、頭では「やってはいけない」とわかっていても、体が先に動いてしまうことがあります。
これは甘えやわがままというより、感情をコントロールする機能がまだ十分に育っていない状態と捉える方が現実的です。
また、脳機能の特性として、AD/HDなどの影響を受けていることもあります。
AD/HDのある子どもは、小さい頃から衝動性が高く、親や先生など周りの大人に注意されてばかりで、内面に怒りやイライラなどの感情をため込んでいることが少なくありません。
それによる「発達障害の二次障害」の症状の一つとして、攻撃的な行動に及びやすくなっている可能性もあります。



親の関わり方だけで左右されるものではなく、本人の特性として理解する視点が必要になることもあります。
発達障害の二次障害が反抗的な行動につながることについて解説した記事がありますので、併せてお読みください。


強そうに見えて、内側に自信のなさを抱えている場合(心理的な視点)
一見すると気が強く、プライドが高いように見える子どもでも、内側では強い不安や自己否定感を抱えていることがあります。
思いどおりにいかない場面や、否定されたと感じた瞬間に、その不安が一気に怒りとして噴き出してしまうのです。
暴力的な行動は、「自分を守るための必死な反応」として現れている場合も少なくありません。
こうした場合、行動だけを止めようとすると、かえって気持ちの行き場を失ってしまうことがあります。
また、子どもが親から注意されたときに、言葉で反発したり、理由を並べたりする背景には、同じような心理的な防衛が働いていることがあります。


学校や社会でのしんどさを、家庭で爆発させている場合(社会的な視点)
学校や習い事、友人関係など、家庭の外で強いストレスを抱えている子どもほど、家の中で感情を爆発させやすくなります。
外では必死に我慢している分、「安全な場所」である家庭で抑えが効かなくなってしまうのです。
親にとっては突然の出来事に感じられても、子どもにとっては、限界まで溜め込んだ結果であることもあります。
家庭内の行動だけを見るのではなく、学校や社会生活全体を含めて状況を捉える視点が欠かせません。
これらの背景は、どれか一つだけが当てはまるとは限りません。
いくつかが重なり合い、子ども自身も苦しんでいる状態であることが多いのです。
まずは「なぜこんな行動をするのか」を責めるのではなく、「どんな背景があるのか」を整理することが、次の関わり方を考える土台になります。
「どう止めるか」より前に、親が整理しておきたい視点
子どもの暴力に直面すると、親は「今すぐやめさせなければ」「どう対処すればいいのか」と強い焦りを感じます。
もちろん、家族の安全を守ることは最優先です。
ただし、行動だけを力づくで止めようとすると、問題が形を変えて長引いてしまうことも少なくありません。
その前に、親がいくつかの視点を整理しておくことが、その後の関わりを大きく左右します。
「しつけの失敗」や「親の責任」だけで捉えない
家庭内で暴力が起きると、多くの親御さんが「自分の育て方が悪かったのではないか」と自分を責めます。
しかし、先ほど見てきたように、暴力の背景には生物的・心理的・社会的な要因が複雑に絡み合っています。
親の関わりだけで説明できる問題ではありません。
自責の気持ちが強くなりすぎると、冷静な判断や支援につながりにくくなるため、まずは視点を切り分けて考えることが大切です。
「わざとやっている」のではなく、行き詰まった結果として理解する
暴力的な行動は、子どもにとっても望ましいものではありません。
多くの場合、言葉で気持ちを表現できず、助けを求める方法がわからなくなった末の行動です。
「なぜこんなことをするのか」と行動だけに注目するのではなく、
「ここまで追い込まれるまで、どんな困りごとがあったのか」
という視点を持つことが、支援の出発点になります。
親子だけで抱え込まなくてよい問題である
家庭内の子どもの暴力は、家庭内だけで解決しなければならない問題ではありません。
むしろ、親子だけで抱え込むほど、状況が悪化してしまうこともあります。
支援機関や専門家の力を借りることは、親の負けでも、子どもの失敗でもありません。



早い段階で外部の視点を入れることが、家族全体を守ることにつながります。
こうした視点を整理したうえで、初めて「具体的に何をするか」を考えることができます。
次の章では、家庭内暴力が起きているときに、親が取るべき具体的な対応について、段階ごとに整理していきます。
家庭内暴力が起きているときの具体的な対処の考え方


子どもの暴力が起きた場合、または毎日のように繰り返される場合、どのような場面であっても、親は「今すぐやめさせなければ」「どう対処すればいいのか」と強い焦りを感じます。
もちろん、家族の安全を守ることは最優先です。
ただし、行動だけを力づくで止めようとすると、問題が形を変えて長引いてしまうことも少なくありません。
その前に、親がいくつかの視点を整理しておくことが、その後の関わりを大きく左右します。
そこで、緊急性の高いものやその場でできることについて解説します。
まず最優先するのは、家族全員の安全を守ること
何より大切なのは、家族の身の安全です。
子どもの暴力から、家族の身の安全を確保するために、鍵の掛けられる部屋に逃げ込む、家の外で避難できる場所などを決めておくことが大切です。
また、子ども自身の身の安全を図ることも忘れてはいけません。
壊れて危険な家電や家具は極力少なくする、窓ガラスには飛散防止フィルムなどを貼るといった対策をしておくことも大切です。



子どもとの話し合いは、気持ちが落ち着いてからで十分です。
危険が差し迫っている場合は、外部の力を使う判断も必要
家庭内で暴力が起きているとき、親が一番迷うのが「どこまで家庭内で対応すべきか」という判断です。
特に警察への相談については、「大げさではないか」「子どもの将来に影響しないか」「親子関係が崩れてしまうのではないか」とためらいを感じる方も多いでしょう。
しかし、暴力が続いている状況そのものが、すでに親子関係に大きな負担をかけています。
危険な状況を一度止めることは、長期的に見れば子どもの将来や親子関係を守る選択になることもあります。
親が限界まで追い込まれる前に、外部の力を使う判断があってよいのです。
次のような状況が重なっている場合は、親の限界が近づいている状況のため、速やかに警察に相談してください。
- 家族が怪我をする危険がある、またはすでに怪我をしている
- 刃物や硬い物を使った暴力が見られる
- 興奮状態が長く続き、声かけで落ち着く様子がない
- 親自身が強い恐怖を感じ、冷静な対応ができない



これらは「しつけの問題」ではなく、安全確保の問題です。
家庭内での対応を、その場しのぎにしないために
子どもが暴れるときの感情は「怒り」です。
「怒り」の感情は、一時的なものであって、長引くことはほとんどありません。
その一時的な行動に対して、家族が自分たちの身の安全を守るために、誰がどのように行動するか事前に決めておきましょう。
- 誰が止めるのか
- 誰が距離を取るのか
- どこに避難するのか
暴力の場面ではなく、落ち着いたときに話を聴く
興奮状態にあるとき、子どもの頭の中は「考える」よりも「反応する」状態になっています。
感情が高ぶっている状態では、子ども自身も自分の気持ちを整理できていません。
この段階で言葉を重ねても、説教に聞こえたり、さらに感情を刺激してしまうことがあります。
そのため、無理に話を聴こうとする必要はなく、まずは落ち着く時間を取ることが優先されます。
また、子どもの話を聴くことは、子どもの暴力を許すというわけではありません。
ここでの目的は「なぜ叩いたのか」を問い詰めることではなく、どんな場面で、どんな気持ちが積み重なっていたのかを一緒に整理することです。
親がすぐに結論を出そうとしない姿勢が、子どもにとっての安心感につながります。



「親が子どもの話を真剣に聴く」という雰囲気や態度を示すことが大切です。
気をつけて欲しいのは、「それは違うでしょ!」とか、「こうした方がいい!」などと言わないようにすることです。
そうした言葉は、子どもの気持ちを逆撫でしてしまうだけで効果的ではありません。
こうした思わず口に出してしまうことを「間違い指摘反射」と言い、親が子どもの話を聴くときに注意しなければならないことの一つです。
「間違い指摘反射」については、次の記事でも紹介していますので、併せてご覧ください。


行動の背景にある原因を一緒に整理する
子どもの暴力的な行動を理解するためには、「なぜそんなことをしたのか」と原因を一つに決めつけない視点が大切です。
衝動性の高さや感情調整の難しさといった生物的な要因、不安や自己肯定感の低さなどの心理的な要因、学校や人間関係での負担といった社会的な要因が重なっていることも少なくありません。
親は答えを出そうとするのではなく、「どんな場面でつらくなりやすいのか」を一緒に整理する立場で十分です。



先ほど紹介した、「生物的・心理的・社会的」の視点で一緒に考えることがポイントです。
家庭だけで整理しきれない場合は、専門家の視点を借りることも選択肢に含めて考えていきましょう。
学校や社会生活の負担を見直す
子どもが家庭内での暴力に及ぶ背景には、家庭外での日常生活で生じているイライラが隠れていることがあります。
学校生活や社会生活がうまくいっていなければ、その問題の解決を図ることを試みましょう。
とはいえ、こうした問題は簡単に改善できるものではなく、家族で対応できることは限られているでしょう。
それでも、家族が子どものために考えてどうにか対処しようとしてくれているというメッセージにはなります。
子どもは、親に心配されている、見捨てられていない、守ってくれているということがわかれば、少し気持ちが和らぎ、暴力的な行動は減っていくでしょう。
学校に通っているお子さんであれば、スクールカウンセラーを活用することを検討してください。


感情をコントロールする力は、後から育てていくもの
子どもが怒りを爆発させたり、感情をうまく抑えられなかったりすると、「どうして我慢できないのか」と不安になる親御さんも多いでしょう。
しかし、感情をコントロールする力は、生まれつき備わっているものではなく、発達段階に応じて少しずつ身についていくものです。
年齢や特性によって、できること・難しいことには大きな差があります。
大切なのは、今の行動だけを見て評価するのではなく、「どの力が、まだ育っている途中なのか」という視点で捉えることです。
特に、感情の育ちは年齢によって段階があり、関わり方も変わってきます。
子どもが怒りを行動として表してしまう背景には、「感情をコントロールできない」だけではなく、感情との向き合い方がまだ育ち途中であることが関係している場合があります。
感情の育ちは年齢によって大きく異なるため、詳しくは以下の記事で整理しています。


ストレス対処は「解消」より「気づける」ことが大切
子どものストレスが暴力の原因になっている場合でも、全てのストレスを解消しようとするのではなく、自分のストレスに気づくことができるようにすることが大切です。
特に、思春期の子どもは欲求や感情が高まりやすく、そうした欲求や感情を運動で解消することが理想的です。
部活動やクラブ活動でも良いですし、近所をランニングしたり、自宅で筋トレやストレッチをしたりすることもおすすめです。



親だけで背負すぎしないように気をつけましょう。
行動が周囲に与える影響を、責めずに伝える
暴力がなぜいけないことなのかといったことをきちんと言葉にして説明することも大切です。
子どもによっては、暴力がいかに人を傷つけるのか理解できていない子がいます。
子どもが落ち着いているときを見計らって、暴力が家族の身体を傷つけるだけでなく、不安や恐怖などの感情を与えて、心に傷を負わせる行為であることを伝えましょう。
ただ、子どもが暴れた直後に説教のように伝えてはいけません。
子どもの行為を事実として伝え、短く、そして子どもが罪悪感を抱かないように気をつけましょう。
専門的な評価や支援が必要なケースもある
具体的な対処法の最後になりますが、もしも子どもの家庭内暴力が続いていたり、その程度が激しかったりする場合には、何らかの精神障害を疑う視点も忘れてはいけません。
思春期に好発する精神障害のうち、暴力につながりやすいものとしては、統合失調症(妄想や幻覚など)、高次脳機能障害(病気や事故で脳に障害が生じて情動制御が困難になる)などがあります。
また、上記の「家庭内暴力につながる子どもの特徴」でも触れましたが、AD /HDなどの発達障害の二次障害の影響の可能性もあります。
発達特性や感情調整の難しさが背景にある場合、家庭内で起こる激しい行動は、しつけや関わり方だけで改善することが難しいこともあります。
そのため、親子関係だけで抱え込まず、子どもの特性や心理状態を踏まえた第三者の視点を取り入れることが、結果的に親子双方を守ることにつながります。
精神障害や発達障害の可能性が考えられるのであれば、次に説明する相談機関に速やかに連絡しましょう。
一人で抱えないための相談先


一人で抱え込まず、今の状況を言葉にするところから始めてみることも一つの選択です。
子どもの特性や心理状態を踏まえながら、今後の関わり方を一緒に整理していきましょう。
今まさに危険があると感じるとき:警察署(生活安全課)
家庭内で家族のみに危険を感じるとき、子どもの興奮状態が強く親だけで対処できないとき、そうしたときには警察に相談することをお勧めします。
各都道府県警には、地域別の警察署があり、そこには生活安全課という非行少年や子どもによる問題行動を担当している部署があります。
警察署には、緊急時の通報や警察官による厳しい指導などをイメージされる方が多いかもしれません。
生活安全課には、「少年補導専門官」や「少年補導員」(都道府県によって名称は異なる)といった、少年の心理や少年法の知識を専門的に有した警察職員が所属しています。
少年補導専門官らは、社会内にいる子どもに対して継続的な指導をしてくれたり、親の相談に乗ってくれたりします。
また、社会適応力を伸ばすために、地域のボランティア活動に参加する機会を設けてくれたり、学生ボランティアによる学習支援をしてくれたりもします。
子どもの心の状態が心配なとき:精神保健福祉センター
子どもの感情の起伏が大きいとき、不安や落ち込みが強いとき、家族だけでは判断が難しいとき、そうしたときは精神保健センターに相談しましょう。
精神保健福祉センターは、各都道府県に設置されています。
地域住民の精神的健康の保持増進、精神障害の予防、適切な精神医療の推進から、社会復帰の促進、自立と社会経済活動への参加の促進のための援助まで、相談内容は広範囲にわたっています。
相談対象に年齢制限はありません。
もしも、家庭内暴力の背景に、精神障害や発達障害の可能性が少しでもあると感じる場合には、まずは精神保健福祉センターに電話をしてみましょう。
精神保健福祉センターで直接相談に応じることができなくても、その子の症状にあった児童精神科や専門機関を紹介してくれます。
家庭や学校での対応に行き詰まりを感じたとき:児童相談所
家庭内での関わり方に限界を感じたとき、学校との連携がうまくいかない、継続的な支援が必要と感じる場合、そうしたときには児童相談所に相談すると良いでしょう。
児童相談所は、各都道府県や政令指定都市に設置されています。
親による児童虐待や子どもの発達の遅れなどの相談に応じてくれるイメージがあるかもしれませんが、子どもの問題行動についての相談にも応じてくれます。
18歳未満の子どもについて対象としてくれています。
ただ、最近は児童虐待の相談が増加傾向にあって、子どもの問題行動の相談については、なかなかすぐに対応できないケースも増えているようです。
そうした場合には、次の法務少年支援センターがお勧めです。
子どもの行動や特性について専門的な視点がほしいとき:法務少年支援センター
暴力行為が繰り返されているとき、行動の背景を専門的に整理したいとき、そうしたときは法務少年支援センターに相談することをお勧めします。
法務少年支援センターは、法務省管轄の機関です。
主に県庁所在地にある少年鑑別所に併設されていて、子どもの問題行動についての相談に応じてくれます。
少年鑑別所の心理技官や法務教官が担当することになります。
心理技官が、親や子どもと面接や心理検査をして問題行動の原因を特定して、適切な対処法を助言してくれます。
そして、法務教官が、直接子どもと関わる中で、その子にとって必要な教育や助言してくれます。



少年非行の専門家に相談することができ、直接的な指導を期待することもできるため、一番お勧めです。
日常的に相談できる相手がほしいとき:オンラインで相談できる心理カウンセリング
家庭内での子どもの暴力について、「いきなり公的機関に相談するのは不安」「まずは気持ちを整理したい」と感じる方も少なくありません。
オンラインカウンセリングは、自宅にいながら専門家に相談できる選択肢の一つです。
親の関わり方や子どもの状態について、今起きていることを整理しながら考えることができます。
継続的に話をすることで、家庭だけでは見えにくかった背景や対応の方向性が明確になることもあります。
家庭内で起きていることにどう向き合えばよいか迷ったとき、オンラインカウンセリングという相談の選択肢を知っておくことも役立ちます。


ここまで読んで、「対応の正解を知りたいというより、自分の関わり方を一度整理したい」と感じた方もいるかもしれません。
家庭内暴力の問題では、すぐに解決策を探すよりも、まず「子どもとのコミュニケーションをどう捉えるか」を言葉として整理しておくことが、親自身の負担を軽くすることがあります。
コミュニケーション能力とは何か、どこまでを親が背負う必要があるのかについては、別の記事で整理しています。


まとめ:親が悪いわけではありません
今回は、子どもが家で手を出してしまう背景にある心理的要因と、親が最初に知っておいほしい視点について説明してきました。
家庭内で子どもが手を出してしまうとき、親は強い不安や戸惑いを感じ、「どうしてこんなことになったのか」と自分を責めてしまいがちです。
しかし、子どもの暴力は単なる反抗やしつけの問題ではなく、衝動性や不安、学校や社会でのストレスなど、さまざまな背景が重なって起きていることが少なくありません。
「全部はできない」と感じた方もいるかもしれません。
大切なのは、ひとりで抱え込まず、安全を守りながら状況を整理し、必要に応じて外部の力を借りることです。
親が限界を感じる前に相談することは、子どもと家族の未来を守るための大切な選択です。
この記事が、少しでも「相談してみよう」と思えるきっかけになれば幸いです。
ご相談や質問がある場合には、こちらまでどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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