産業カウンセラーとは?カウンセラーを選ぶときのポイントを解説

産業カウンセラーとは

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オンラインカウンセリングのカウンセラーのプロフィールを見ると、「産業カウンセラー」の資格を目にすることがあります。

心理系の資格として「臨床心理士」や「公認心理師」が有名ですが、「産業カウンセラー」も心理系で数少ない国家資格の一つです。

ただ、具体的にどのような資格なのかイメージをお持ちでない人も多いでしょうし、どんな相談を受け付けてくれるのか分からないと感じる人もいると思います。

そこで、本記事では、産業カウンセラーとはどういった資格なのかということについて詳しく説明します。

ゆう

産業カウンセラーがどのような専門性があるのかわかるようになります!

目次

産業カウンセラーとは

カウンセラー

産業カウンセラーとは、心理学的手法を用いて、労働者が職場で抱える悩みについてカウンセリング等を通じて心のケアを行うカウンセラー資格です。

働く人たちが抱える問題を、自分たちの力で解決できるように援助することを主な業務としています。

職場環境におけるメンタルヘルスを推進するために欠かせない存在です。

次の3つを活動領域としています。

産業カウンセラーの活動領域
  1. メンタルヘルス対策への援助
  2. キャリア開発への援助
  3. 人間関係開発への援助

ここからは、産業カウンセラーについての資格の概要と、資格の創設時期について説明します。

資格の概要

産業カウンセラーは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格です。

以前は、産業カウンセラー資格が旧労働省が認定する技能審査であったため、その時期は公的資格でしたが、その後技能審査が除外されたこともあり、現在は民間資格となっています。

ゆう

「スクールカウンセラー」や「キャリアカウンセラー」は職業名ですが、「産業カウンセラー」は資格の名称です

創設時期

1992年から2001年までの間は国家資格とされていました。

2001年からは日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格となっています。

産業カウンセラーになるためには

次に産業カウンセラーになるためには、日本産業カウンセラー協会が実施する試験に合格しなければなりません。

国家資格である「公認心理師」や歴史や権威性のある「臨床心理士」に比べると、「産業カウンセラー」は取得しやすい資格です。

受験資格

成年に達していれば、誰でも参加することのできる「産業カウンセラー養成講座」を受講すれば、最短で半年間で受験資格を得られます。

臨床心理士の受験資格を得るためには、指定された大学院で実習の経験を積んだ上で修了しなければなりませんので、それと比べると受験資格のハードルは低いです。

産業カウンセラー養成講座

産業カウンセラー養成講座は、6か月コースと10か月コースの2コースがあります。

産業カウンセラー試験を受けるためには、原則どちらかのコースを受けることが必要です。

養成講座では、メンタルヘルス推進、キャリア・カウンセリング、人間関係開発などの専門的知識のほか、カウンセリングの基礎となる「傾聴」の態度や技法を体験的に学ぶことになります。

試験に合格

産業カウンセラー試験は、学科試験と実技試験に分かれていて、両方合格することで資格取得となります。

2023年の合格率は、次のとおりでした。

年度学科試験実技試験総合合格
202366.8%62.9%60.2%
2023年度産業カウンセラー合格率
ゆう

例年の合格率の平均は60%前後となっています。

心理分野の資格との違い

ポイント

オンラインカウンセリングのカウンセラーのプロフィールには、「産業カウンセラー」と並んで、「公認心理師」が載っていることがあります。

また、似たような資格に「キャリアコンサルタント」というものがあります。

それぞれの資格と比較しながら違いについて説明していきます。

公認心理師との違い

「公認心理師」は、心理学をベースとした「心理分野」・「心理職」の国家資格です。

「産業カウンセラー」も、心理学をベースとした資格ですが、主に労働や就労分野に特化していること、民間資格であることが大きな違いです。

また、「公認心理師」は、国家が認めている権威性の高い資格であるため就職に役立ちます。

一方、「産業カウンセラー」は就職に特別に有利になるような資格ではなく、「産業カウンセラー」資格を他の資格よりも優先的に資格要件として掲げて募集しているところはほとんどありません。

ゆう

産業カウンセラーは、あくまでも在職者のキャリアアップや日常生活のスキルアップを目的とした意味合いが強い資格です。

キャリアコンサルタントとの違い

「キャリアコンサルタント」は、学生、求職者、在職者等を対象に職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門資格です。

「産業カウンセラー」は働く人々と組織を支援することを主な業務としていますが、キャリアコンサルタントは労働者のキャリア形成の分野に特化して支援を行うことが主な業務となります。

産業カウンセラーは、労働者の心理的な支援をするために話し合いながら寄り添って解決に繋げるように「サポートすること」が最大の目的です。

一方、キャリアコンサルタントは、労働者の悩みや問題を解決するために「主導的に話し合いを進めていくこと」が最大の目的です。

ゆう

産業カウンセラーは「心理的支援」、キャリアコンサルタントは「問題の解決方法の提示」という明確な違いあります。

このように、2つの資格は支援活動の場面と役割が異なりますが、実際の相談現場では職場の人間関係とメンタルヘルス不調、キャリア形成の問題が絡み合っている事例は少なくありません。

両者はそれぞれの強みを持ちながらも労働者の支援のために重なり合う部分も大きいです。

なお、産業カウンセラー養成講座の中では、「キャリア・カウンセリング」についても学びます。

産業カウンセラーの勤務先

機関への相談

産業カウンセラーの資格を持つ方が、活躍することのできる勤務先について説明します。

ここを押さえることで、産業カウンセラー資格を有するカウンセラーの専門分野が見えてきます。

学校などの公的機関

1つ目は、学校などの公的機関です。

学校で勤務する場合、多くの場合がスクールカウンセラーとして採用となります。

ゆう

スクールカウンセラーの募集要件には、公認心理師か臨床心理士資格が必要な場合が多いです。

スクールカウンセラーとして、子どもや保護者の心理的なケアをするほか、産業カウンセラー有資格者として、教員のメンタルヘルスケアを求めれるかも知れません。

教員の負担が大きく、精神的な疾患を生じる人が出ないようなサポートをすることが期待されます。

また、地方公務員として心理判定員などの職種に就く場合には、児童相談所や各種自治体が運営する施設に配置され、相談業務などに就くことになります。

民間企業

大手の企業では、従業員のメンタルヘルスケアを行うために、産業カウンセラーを採用するところが増えてきました。

従業員や会社組織の健全化を図る役割を担うことになります。

公認心理師資格も取得していれば、ストレスチェックも行うことができるようになるため、活躍の場も広がります。

医療機関

3つ目は医療機関です。

産業カウンセラー資格だけで雇用されることはほとんどありませんが、公認心理師や臨床心理士資格のどちらかがあれば募集要件に該当するでしょう。

患者さんの心理的なケアを中心にしつつ、特に労働者の支援に特化した働きかけを期待されることになります。

産業カウンセラー資格のあるカウンセラーの専門性

産業カウンセラー資格があるということは、カウンセラーとしてどのような専門性があると言えるのでしょうか。

ここまで説明した内容を踏まえて、次の3つの分野に分けて専門性を説明していきます。

  • メンタルヘルス対策の援助
  • キャリア開発のための援助
  • 職場における人間関係開発の援助

メンタルヘルス対策の援助

産業カウンセラーの業務内容は多岐に渡りますが、メインとなる仕事は従業員のメンタルヘルスのサポートです。

会社において、従業員が業務内容や人間関係からストレスを抱えていることは少なくありません。

従業員の中には、強いストレスからメンタルヘルスに不調をきたしてしまう人もいます。

メンタルヘルスの不調は仕事の生産性を損ない、個人や組織全体のパフォーマンスの低下につながります。

産業カウンセラーは、メンタルヘルスに問題を抱える従業員に向き合い、心身ともに健康に働くことができるように支援することが重要な役割です。

また、メンタルヘルスの不調者の支援だけではなく、メンタルヘルス不調の予防や休職中の従業員への職場復帰支援、ストレスを強く感じている従業員へのフォローなども産業カウンセラーの業務の範囲に含まれます。

キャリア開発のための援助

産業カウンセラーの業務の一つに、従業員のキャリア相談や将来設計のサポートを行うことが挙げられます。

以前は就職した会社で定年まで勤めることが当たり前でしたが、現代社会では転職をすることも抵抗は少なくなりつつあります。

このように社会の変化とともに働く人の意識も大きく変化しています。

多様な働き方がある中で最適なキャリアを選択するのは難しいことです。

ゆう

こうした背景からキャリア開発支援の需要性が高まっています。

そこで、産業カウンセラーは、一人一人の働き方に向き合い、その悩みの相談に応じたりキャリア教育や研修などを実施したりして、働く人のキャリアビジョンを明確化する手助けもします。

職場における人間関係開発の援助

職場環境の改善をサポートし、働きやすい職場やより良い人間関係を作っていくことも産業カウンセラーの仕事です。

従業員からの提案を生かし、新たな組織づくりができるように企業に報告することもします。

また、産業カウンセラーは、従業員の個人的な問題だけではなく、職場全体の研修や組織改革などを受け持つこともあります。

組織全体にアプローチすることで、従業員全体のメンタルヘルスの悪化の予防ができますし、ハラスメント防止にも有効です。

その他には、職場環境について管理職と議論したり、従業員へのメンタルヘルス研修を行ったりします。

産業カウンセラーが多く所属しているオンラインカウンセリング

産業カウンセラーが多く所属しているオンラインカウンセリングサービスについて紹介します。

うららか相談室

うららか相談室

うららか相談室は、国内最大のオンラインカウンセリングサービスです。

カウンセラーの数は500名を超えていて(2024年1月現在)、産業カウンセラー資格のあるカウンセラーは26名もいます。

その全員が、国家資格である「公認心理師」や「キャリアコンサルタント」か、心理系で最も権威性の高い民間資格である「臨床心理士」のいずれかを持っています。

つまり、安心して職場のメンタルヘルスやキャリア開発などについて相談することができます。

うららか相談室
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  • 国内最大のオンラインカウンセリング
  • 500名を超える専門家に相談できる
  • カウンセリング方法を4種類から選べる
  • 誰にも知られず、匿名での相談が可能

まずは無料会員登録から!

Unlace

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Unlaceは、毎月3万人が利用する日本最大級のオンラインカウンセリングです。

カウンセラーは、医師、臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士に限定されていて、こころの専門家に安心して相談することができます。

これらの資格と同時に、「産業カウンセラー」資格を有しているカウンセラーが所属しています。

まとめ

今回は、産業カウンセラーとはどういった資格なのかということについて詳しく説明しました。

産業カウンセラーの活動領域は次の3つです。

産業カウンセラーの活動領域
  1. メンタルヘルス対策への援助
  2. キャリア開発への援助
  3. 人間関係開発への援助

職場でのメンタルヘルスやストレスに関するお悩みであれば、産業カウンセラー資格のあるカウンセラーに相談してみましょう。

ご相談や質問がある場合には、こちらまでどうぞ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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