精神保健福祉士のカウンセラー|オンラインカウンセリングでの活用方法

精神保健福祉士とは

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精神保健福祉士ってどんな資格なの?

精神保健福祉士資格のあるカウンセラーってどんな人たち?

メンタルヘルスケアについて相談がしたい!

カウンセラーのプロフィールを見ていると、よく見かけるのが「精神保健福祉士」という資格です。

オンラインカウンセリングサイトでは、「公認心理師」や「臨床心理士」に並んで、国家資格である「精神保健福祉士」があることをアピールしているところも少なくありません。

「精神」という名称がついていることから、こころの悩みに相談してくれそうな印象を受けますが、詳しくはわからないという人の方が多いのではないでしょうか?

そこで、本記事では、国家資格「精神保健福祉士」資格のあるカウンセラーについて詳しく説明します。

ゆう

早速見ていきましょう!

目次

精神保健福祉士とは

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、精神的な問題を抱える人(精神障害者)の社会復帰を支援する専門家です。

「社会福祉士」や「介護福祉士」と並ぶ福祉分野の代表的な資格の一つです。

ここからは、国家資格としての意味、創設時期について説明していきます。

国家資格

精神保健福祉士は、「精神保健福祉法」に基づく精神保健法福祉領域のソーシャルワーカーとしての国家資格です。

精神的な問題を抱える人の社会復帰を支援する専門家で、主な勤務先としては、福祉関連施設、精神病院、精神保健福祉センター、精神科デイケア施設などがあります。

精神科医の指示に従って、面接や心理療法をしたり、適切な医療機関や福祉機関につなげたりすることが主な業務となります。

ゆう

「心理分野」の専門家というよりは、「福祉分野」の専門家といえます。

創設時期

1997年の精神保健福祉士法(平成9年法律第131号)の成立を受けてできた資格です。

すでに25年以上経過していて、公認心理師資格(2017年)と比較すると歴史のある資格です。

精神保健福祉士の登録状況は、2021年3月末時点で93,544人です。

ゆう

公認心理師は2020年12月末日で35,529人が登録し、臨床心理士は2021年4月1日で38,397名が認定されています。

精神保健福祉士になるためには

精神保健福祉士は「名称独占の資格」なので、この資格を持っている人以外は「精神保健福祉士」を名乗ってはいけないことになっています。

オンラインカウンセリングのカウンセラーのプロフィールの資格欄に「精神保健福祉士」と書いてあれば、その人は国家資格に合格した実力のあるカウンセラーといえます。

この「精神保健福祉士」資格を取得するためには、一定の受験資格を満たした人が、国家試験に合格しなければなりません。

受験資格

精神保健福祉士試験の受験資格は、次のとおりです。

精神保健福祉士の受験資格
  • 4年制の福祉系大学などにおいて、指定科目を修めて卒業した者
  • 福祉系で2年制(又は3年制)短期大学等などにおいて指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上) 相談援助の業務に従事した者
  • 福祉系で4年制の大学などにおいて基礎科目を修めて卒業し、短期養成施設等において6か月以上履修した者
  • 社会福祉士登録者で、短期養成施設等において6か月以上履修した者など

国家資格に合格

精神保健福祉士を取得するためには、受験資格者が国家試験に合格しなければなりません。

厚生労働省の発表によると、合格率は次のように推移しています。

合格率
令和元年62.7%
令和2年62.1%
令和3年64.2%
令和4年65.6%
令和5年71.1%
精神保健福祉士試験合格率の推移

試験を受けた人のうち、6割以上が合格していることになります。

ゆう

令和4年の社会福祉士試験の合格率は44.2%だったので精神保健福祉士の方が圧倒的に合格率が高いです。

メンタルヘルスの専門家として精神保健福祉士は重要視されているので、今後も合格者が増えていく傾向にあると考えられます。

心理分野の資格との違い

どっち?

オンラインカウンセリングのカウンセラーのプロフィールには、「公認心理師」や「臨床心理士」と並んで、「精神保健福祉士」資格が書いてあることが多いです。

「公認心理師」や「臨床心理士」は、心理学をベースとした「心理分野」・「心理職」の資格です。

カウンセリングといえば、公認心理師や臨床心理士などの心理職が行うことが一般的です。

カウンセリングの基礎である「受容」、「傾聴」、「共感」といった面接スキルを身につけていて、面接を通じてクライアントの内面の変化や気づきを促します。

一方で、精神保健福祉士は、社会福祉士や介護福祉士と比べられることが多い「福祉分野」・「福祉職」の資格です。

福祉職は面接を通して、クライアントの悩みや希望を丁寧に聞き取って、医療や福祉の支援につなげていきます。

ゆう

福祉職による面接は、厳密には「カウンセリング」とは言いません。

公認心理師や臨床心理士:心理職、こころの専門家、心理カウンセラー

精神保健福祉士:福祉職、精神障害のある人を医療や福祉につなげる専門家

精神保健福祉士の勤務先

精神保健福祉士の資格の持つ方が、実際に勤務する場所について紹介します。

それぞれを理解することで、彼らの専門分野が見えてきます。

医療施設

1つ目は医療施設です。

主に精神科専門病院、総合病院の精神科、心療内科クリニックなどで勤務しています。

精神科医、看護師、心理職などと協力して、精神障害者を地域社会につなげる仕事を担っています。

福祉施設

2つ目は福祉施設です。

就労継続支援事業所、地域活動支援センターなどで勤務し、精神障害者の就労支援や生活のサポートを行なっています。

グループホームや児童養護施設などで勤務し、精神病院などから退院した精神的な問題を抱える方の自立支援や作業訓練を行うこともあります。

行政機関

3つ目は行政機関です。

代表的なのは精神保健福祉センター、保健所、発達障害者支援センター、社会福祉事務所などで勤務し、相談業務を行なっています。

地域性が高く、他の機関との連携して精神的な問題を抱える方を支援します。

企業・教育機関

4つ目は企業・教育機関です。

民間企業や学校などで働く場合には、社員や学生のストレスケアを行うソーシャルワーカーとして活躍します。

ゆう

最近注目されている「メンタルヘルスケア」の専門家としての役割を期待されています。

精神保健福祉士資格のあるカウンセラーの専門性

オンラインカウンセリングサイトで、カウンセラーのプロフィール欄に「精神保健福祉士」資格があったら、その人は国家資格を有していて、精神保健に関する福祉職として国が認めた人であると意味します。

精神保健福祉士は、精神的な問題を抱える人を支援する専門家です。

次のような分野に精通しています。

  • うつ病や適応障害などの精神疾患
  • 子どもや大人の発達障害
  • 摂食障害
  • 依存症
  • 高齢者の認知症
ゆう

あなた自身の悩みから家族の悩みまで相談に乗ってくれるでしょう。

うつ病や適応障害などの精神疾患

うつ病、適応障害、双極性障害、統合失調症などの精神疾患についての専門的知識があります。

こうした精神疾患で悩んでいる人に対して、社会資源を活用しながら、どのように生活することが望ましいのか的確なアドバイスをしてくれます。

子どもや大人の発達障害

発達障害は子どもから大人まで、多くの人にとって悩む問題になりつつあります。

精神保健福祉士は、精神医学をベースとした専門的知識がありますし、地域の専門機関についても詳しいので、具体的な支援の方法を教えてくれます。

子どもや大人の発達障害については、次の記事を参考にしてください。

摂食障害

摂食障害は、食べ過ぎてしまう過食症と、食べないか食べ吐きを繰り返してやせていく拒食症があります。

摂食障害の治療は食事療法だけでなく、そのきっかけになった悩みや不安などの心理的な問題や家族関係の問題を解決していかなければなりません。

家庭内だけで抱えられる問題ではないので、精神保健福祉士にアドバイスを受けて、治療を開始していくことが良いでしょう。

摂食障害の程度にもよりますが、精神科医によるカウンセリングや薬物療法を中心としながら、心理カウンセラーによる認知行動療法や家族療法を受けて、時間をかけて治療していくことになります。

依存症

依存症には、物質依存、過程依存、関係依存の3種類があります。

種類内容
物質依存アルコール、タバコ、睡眠薬、違法薬物など
過程依存ギャンブル、スマホ、ゲームなど
関係依存共依存、毒親、DVなど

精神保健福祉士の専門分野の一つが依存症です。

あなた自身の悩みだけでなく、子どもや家族の依存症の悩みにも相談に応じてくれます。

依存症については、次の記事で詳しく説明しています。

高齢者の認知症

どの家庭においても、いずれはやってくるのが家族の認知症の悩みです。

認知症は、医療的な支援だけでなく、福祉的な支援が不可欠です。

精神保健福祉士は、医療と福祉の両方の面において的確なアドバイスをくれるはずです。

精神保健福祉士のカウンセラーが多く所属しているサイト

オンラインカウンセリングでは、精神保健福祉士資格を持っているカウンセラーが多く所属しているサイトがあります。

そうしたサイトであれば、あなたの子どもや家族の精神医療や福祉などの悩みに適切に対応してくれる心理カウンセラーに出会える可能性が高くなります。

うららか相談室

うららか相談室

うららか相談室は、国内最大のオンラインカウンセリングです。

数多くのカウンセラーが所属しているため、自分の悩みにピッタリのカウンセラーに出会って相談することができます。

ゆう

2023年6月現在、精神保健福祉士は70名在籍しています。

うららか相談室については、次の記事で詳しく説明しています。

うららか相談室
うららか相談室
  • 国内最大のオンラインカウンセリング
  • 400名を超える専門家に相談できる
  • カウンセリング方法を4種類から選べる
  • 誰にも知られず、匿名での相談が可能

まずは無料会員登録から!

cotree

cotter

cotreeは、いつでも、どこでも、安心できるオンラインカウンセリングです。

カウンセラーとのマッチングを採用していて、あなたにあったカウンセラーと出会いやすくなっています。

ゆう

2023年6月現在、精神保健福祉士は30名在籍しています。

まとめ

今回の記事では、国家資格「精神保健福祉士」資格のあるカウンセラーについて詳しく説明しました。

精神保健福祉士の特徴として次のようなことを紹介しました。

  • 精神保健福祉士は、福祉系の国家資格
  • 精神保健福祉士の勤務先
  • 精神保健福祉士資格のあるカウンセラーの専門性

ご相談や質問がある場合には、こちらまでどうぞ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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