WISCの結果説明で、
- 「少し凸凹がありますね」
- 「指標の差があるようです」
と言われ、戸惑った経験はありませんか。
検査結果を見ると、
指標の数値に差があり、
「これは問題なのだろうか」
「うちの子は大丈夫なのだろうか」
と不安に感じる保護者の方も少なくありません。
WISCの結果に見られる「凸凹」は、
子どもの能力の優劣を示すものではなく、
認知の特徴を理解する手がかりになります。
この記事では、
- WISCで言われる「凸凹」とは何か
- 指標の差はどのように考えればよいのか
- 子どもの理解にどうつながるのか
を整理します。
ゆう保護者の方向けにわかりやすく説明していきます。
WISCについて初めて知る方や、検査の仕組みを知りたい方は、
WISCの検査内容や結果の見方をまとめたこちらの記事も参考にしてください。


WISCで言われる「凸凹」とは


WISCの結果説明の中で、「凸凹がありますね」と言われることがあります。
しかし、この言葉の意味がよくわからず、不安に感じる保護者の方も少なくありません。
WISCで言われる「凸凹」とは、単に子どもの能力の優劣を示すものではなく、認知の働きの違いを表す言葉です。
まずは、この「凸凹」がどのような意味で使われているのかを整理していきます。
指標の得点に差がある状態
WISCでは、いくつかの指標を通して子どもの認知の特徴を測定します。
主な指標には、
- 言語理解
- 視空間
- 流動性推理
- ワーキングメモリ
- 処理速度
の5つがあります。



これらの得点に差がある場合、
結果説明の中で 「凸凹がある」 と表現されます。
これは珍しいことではなく、
多くの子どもに何らかの差が見られます。
「得意」と「負担」の違いとして表れることもある
指標の差は、
- 得意な認知の働き
- 負担がかかりやすい認知
の違いとして表れることがあります。
例えば、
- 言葉で考えることは得意
- 作業のスピードはゆっくり
といった特徴です。
こうした違いは、
子どもの学び方や理解の仕方の特徴として考えることができます。
指標の差があることは問題なのか
WISCの結果を見ると、指標の得点に差があることがあります。
そのため、「この差は問題なのだろうか」と心配になる保護者の方もいるかもしれません。
しかし、指標に差が見られること自体は、必ずしも特別なことではありません。
ここでは、WISCの結果に差があることをどのように考えればよいのかを見ていきます。
凸凹があること自体は珍しくない
WISCの結果を見ると、
すべての指標が同じような得点になることはあまり多くありません。
むしろ、多くの子どもに
- 少し得意な部分
- 少し苦手な部分
があります。
そのため、
指標の差があること自体が
すぐに問題を意味するわけではありません。
大切なのは全体の理解
結果を見ると、
どうしても数値の差に目が向きがちです。
しかしWISCでは、
- 指標のバランス
- 下位検査の様子
- 検査中の行動
などを含めて、子どもの特徴を考えていきます。



そのため、
数値だけで子どもを判断することは適切ではありません。
WISCではどのくらいの差があると「凸凹」と言われるのか


WISCの結果説明の中で「凸凹があります」と言われたとき、
「どのくらいの差があるとそう言われるのだろう」と疑問に思う保護者の方もいるかもしれません。
実際には、明確な一つの基準だけで判断されるわけではありませんが、
指標の差がどの程度あると注目されることが多いのかには、ある程度の目安があります。
ここでは、WISCの結果で指標の差がどのように考えられているのかを整理します。
一般的には15点以上の差が目安になることがある
WISCでは、指標得点の平均は100で、標準偏差は15です。
そのため、5つの指標の差が
15点以上
ある場合、結果説明の中で差があることに触れられることがあります。



ただし、この数値は単純に「良い・悪い」を判断する基準ではありません。
数値だけで判断されるわけではない
WISCでは、
- 指標得点
- 下位検査の結果
- 検査中の様子
などを総合的に見て、子どもの特徴を理解していきます。
そのため、指標の差があったとしても、
それだけで問題と判断されるわけではありません。
子どもの理解につなげることが大切
指標の差は、
- 得意な認知の働き
- 負担がかかりやすい認知
の違いとして表れることがあります。
そのため、数値の差を気にするよりも、
子どもがどのような方法で理解しやすいのか
を考える手がかりとして捉えることが大切です。
凸凹から見えてくる子どもの認知の特徴
WISCの結果に見られる「凸凹」は、単なる数値の差ではなく、
子どもの認知の特徴を理解する手がかりになることがあります。
どのような認知の働きが得意なのか、
どのような場面で負担がかかりやすいのかを考えることで、
子どもの学び方や理解の仕方が見えてくることがあります。
ここでは、
WISCの結果からどのような
認知の特徴が読み取れるのかを整理します。
得意な認知の働き
WISCの結果からは、
子どもの得意な認知の働きが見えてくることがあります。
例えば、
- 言葉で考えることが得意
- 図形的に理解することが得意
- 推理する力が強い
といった特徴です。
こうした強みは、
学習や生活の中で大きな支えになることがあります。
困りごとの背景が見えてくることもある
学校生活の中で、
- 作業が遅い
- 勉強が大変そう
- 指示が理解しづらい
といった困りごとが見られることがあります。
WISCの結果を見ることで、
その背景にある 認知の特徴が見えてくることもあります。
凸凹のある結果をどう受け止めればよいのか


WISCの結果に凸凹があると聞くと、
保護者としては戸惑いや不安を感じることもあるかもしれません。
しかし、
検査結果は子どもの能力を評価するためのものではなく、
子どもの理解を深めるための手がかりです。
ここでは、
凸凹のある結果をどのように受け止め、
子どもの理解につなげていくことができるのかを考えていきます。
数値に振り回されすぎないこと
WISCの結果を見ると、
どうしても数字の差が気になるものです。
しかし、検査結果は
子どもの一側面を示しているに過ぎません。
子どもには、
- 興味
- 性格
- 経験
- 環境
など、さまざまな要素があります。



結果は
子どもを理解するためのヒントとして考えることが大切です。
子どもの理解につなげていく
WISCの結果をきっかけに、
- どんな説明なら理解しやすいのか
- どんな環境なら力を発揮しやすいのか
を考えることができます。
結果を通して子どもの理解が深まると、
関わり方のヒントが見えてくることもあります。
WISCの結果についてさらに知りたい方へ
WISCの結果を理解するためには、
検査の仕組みや数値の意味について知ることも役立ちます。
ココシェルでは、
WISCの結果や知能検査について、
保護者向けに解説した記事をいくつか掲載しています。
さらに詳しく知りたい方は、
次の記事も参考にしてみてください。
結果の理解や子どもの支援を考える際の参考になれば幸いです。

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