ペアレントトレーニング=私の子育てがいけないの?その誤解を解きます!

ペアレントトレーニングの誤解を解く

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ペアレントトレーニングを受けてみませんか?」

支援機関からそう言われて、戸惑いや不安を抱えていませんか?

「子どもの相談できたのに、親の訓練って・・・私の子育てが間違っているの?」と感じた方も多いかもしれません。

でも、ペアレントトレーニングは「親を責めるため」のものではありません。

「親と子どもを支えるため」のプログラムです。

この記事では、ペアレントトレーニングの誤解をやさしく解きほぐしながら、参加することで得られる安心や気づきについて紹介していきます。

この記事がおすすめの方
  • 支援機関からペアレントトレーニングを勧められて戸惑っている方
  • 子どもの行動や育てにくさに悩み、支援を受けるか迷っている方
  • ペアレントトレーニングに疑問を感じている保護者やその家族
ゆう

この記事は、次の書籍を参考にしています!

目次

ペアレントトレーニングって何?

いじめ加害に及んだ子供への対応方法

ペアレントトレーニングと聞くと、「子どものことで相談しているのに、親が訓練を受けるの?」と驚く方も多いかもしれません。

名前だけでは、少し堅く感じたり、自分には必要ないと感じたりかもしれません。

でも実は、ペアレントトレーニングは子どもとの関係づくりを手助けしてくれる「親のための支援プログラム」です。

まずは、ペアレントトレーニングの概要や目的を見ていきましょう。

「ペアレントトレーニング」とは

ペアレントトレーニングとは、親が子どもの行動をよりよく理解し、前向きな関わり方を学ぶための支援プログラムです。

子どもの好ましい行動を増やすことで、子どもの問題行動を減らし、親子関係を改善することを目的としています。

ペアレントトレーニングでは、同じ悩みを持つ保護者と一緒に複数回のグループセッションに参加することになります。

専門家の指導のもとで、グループメンバーが一緒に学び、具体的な対応方法をロールプレイで練習します。

ゆう

非常に実践的なトレーニングのため、家に帰ってからすぐに使うことができます。

どんなときに勧められるの?

ペアレントトレーニングは、もともとはADHDのあるお子さんの親のために開発されたものです。

現在は対象者が広がっていて、何らかの発達の特性がある子どもを持つ親にとっても有効とされています。

そのため、親から見て、子どもに落ち着きがない、言うことを聞かない、癇癪がひどいなど、子育てに悩み困っているときに、専門家から提案されることが一般的です。

ゆう

専門家は、親の子育てが下手だから提案するのではなく、子どもに特性があって、気持ちの余裕のなくなっている方に提案します。

言葉のやり取りができる3〜4歳から10歳くらいのお子さんに関わる方が対象。

なぜ「親のトレーニング」と聞いてショックを受けるのか

相談する女性二人

支援機関から「ペアレントトレーニングを受けてみませんか?」と言われたとき、「親としてダメってこと?」と感じた方もいるかもしれません。

真面目に子育てに向き合っているほど、この言葉は心に刺さります。

ゆう

自分の子育てを否定された気持ちになってしまうかもしれません。

そうしたショックや抵抗感がどこから来るのかを丁寧にひも解き、不安の正体を明らかにしていきます。

「私の育て方が悪いの?」という不安

「ペアレントトレーニングを勧められた=育て方が間違っている」と感じてしまうのは自然なことです。

でも、ペアレントトレーニングのセッションは、親を評価したり否定したりする場ではありません。

今の子育てのやり方を責めるのではなく、子どもとの関係をより良くするための“選択肢”を増やす場です。

支援を受けることへの恥ずかしさ

「支援を受けるなんて、親失格なのでは…」と感じる方もいます。

しかし、子育ては誰でも悩みながら進むものです。

困ったときに手を借りるのは、恥ではなく勇気ある行動です。

支援は、自分の弱さを補うものではなく、家庭をより良くするためのリソースです。

ゆう

一人で抱え込む必要はありません。

「母親の責任」として背負いすぎていませんか?

子どもの問題行動のすべてが「母親(または父親)のせい」と感じてしまうと、自己否定のループに陥りやすくなります。

でも、子どもは母親(または父親)だけでなく、学校や幼稚園保育園での生活でも影響を受けて育ちます。

母親(または父親)ができることは、子育ての中の一部であることを自覚して、少し気持ちを楽にしましょう。

ただし、その一部についてはきちんとした責任を持つことが大切です。

子どもに対して適切な接し方を学ぶことができるのがペアレントトレーニングです。

誤解を解くために知ってほしい3つのこと

チェックリスト

ペアレントトレーニングに対して「親として失格だと言われているようでつらい」と感じる方は少なくありません。

ですが、それは大きな誤解です。

その誤解を解きほぐし、ペアレントトレーニングがどのような支援で、なぜ今注目されているのかを説明します。

親を責めるものではなく、力を引き出す支援

ペアレントトレーニングは、「あなたが悪い」と責めるものではありません。

専門家やグループメンバーから「あなたならできる」と力を引き出してもらえるサポートです。

子どもへの関わり方を見直しながら、適切な子どもへの接し方を一緒に学んでいきます。

その結果、イライラや怒りなどの感情が減っていき、気持ちに余裕をもたらしてくれます。

子どもの行動には“理由”があるが、とりあえず重視しない

子どもの困った行動には、必ず背景や理由があります。

しかし、その背景や理由を見つけることは専門家に任せておき、ペアレントトレーニングでは子どもへの関わり方のコツを学びます。

具体的には「褒める」「上手な無視」「警告」といったスキルです。

親が子どもに対して一貫した行動をとり続けることにより、子どもは安心して親と関わっていくことができるようになります。

その結果、子どもの困った行動は減っていきます。

一緒に学び合う「仲間」ができる場所でもある

ペアレントトレーニングでは、同じように悩む親同士が集まり、気持ちを共有したり支え合ったりできることも大きな魅力です。

親自身が、「子どものことで困っているのは自分だけじゃない」と感じられることで、孤立感が薄れ、前向きな気持ちになれます。

学びの場であると同時に、安心できる「居場所」にもなります。

ゆう

参加される方は母親が多いので、父親(夫)の不満を吐き出す場になることもあります。

実際に参加した親たちの声

「それでも、やっぱり自分には向いていないかも…」そんな不安を感じる方にこそ知ってほしいのが、実際にペアレントトレーニングを体験した保護者の声です。

参加者が、受講前に感じていた不安や、受講後にどのような気持ちの変化があったのかを紹介します。

最初は不安だったけど…参加後の気持ちの変化

「トレーニング=訓練」という言葉に抵抗があり、最初はかなり身構えていたという声は少なくありません。

でも、実際に参加した人たちからは、

「誰も責めない、安心できる雰囲気だった」

「共感してもらえたことで涙が出た」

といった声が多く聞かれます。

不安な気持ちは、経験と理解で少しずつ和らいでいきます。

子どもへの関わり方がラクになった!

「どうしてこんなに怒ってしまうのだろう」と自分を責めていた保護者が、

「声のかけ方を少し変えただけで、子どもの反応がまるで違った」

「何度言ってもやらなかったのに、1回の声掛けで行動できるようになった」

「自分がイライラすることが減り、子どもと一緒にいることが少し楽になった」

と実感するケースもあります。

具体的な対応を学ぶことで、親のストレスが減り、子どもとの時間が少しずつ穏やかなものに変わっていきます

夫婦や家族との関係も前向きに変化

参加をきっかけに、

「夫婦で子育てを見直すきっかけになった」

「家族の中で子どもの困りごとを共有しやすくなった」

といった変化もよく聞かれます。

ペアレントトレーニングは、親子関係だけでなく、家庭全体のコミュニケーションや協力体制にも良い影響を与えます。

おすすめのオンラインカウンセリング

自分のことや子どものことでお悩みの方は、一度オンラインカウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか?

他人に相談することに多くの人は抵抗がありますが、私のブログをお読みになっていただいている方は、悩みを解決するために一歩進むことのできる方です。

実際のカウンセリングルームや精神科病院などにいくのは勇気がいりますし、家族の理解も得にくいと思いますので、そうした方には「オンラインカウンセリング」をおすすめしています。

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まとめ

今回は、ペアレントトレーニングの誤解をやさしく解きほぐしながら、参加することで得られる安心や気づきについて解説しました。

ペアレントトレーニングは、決して「ダメな親」を直すものではなく、「がんばっている親が少しラクになるため」の支援です。

子どもの行動を理解し、よりよい関わり方を学ぶことで、親も子も心が軽くなります。

子どもへの関わり方のコツについて、「親なのに知らなかった」と思うことがあるのは当然です。

大切なのは、完璧な親になることではなく、自分らしく子どもと向き合うこと。

必要なときに支援を受けるのは、親としての勇気ある一歩です。

ペアレントトレーニングの基本的な内容については、次の記事で解説しています。

ご相談やご質問がある場合は、こちらにご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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