人間関係がうまくいかない方へ|心理士が特徴と対処法を解説!

人間関係がうまくいかない人の特徴と対処法

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人の悩みの多くが、他の人との人間関係の悩みです。

この記事をお読みのあなたも家族関係や友人関係、会社での上司や同僚との関係、ママ友やパパ友との関係に悩んでいらっしゃるかもしれません。

最近では直接出会うことはないけど、SNS上で関係性が深まっていくこともあり、そこでの関係に悩む方も増えてきています。

本記事では、心理学の側面から人間関係がうまくいかない人の特徴と対処法について詳しく解説します。

人間関係の悩みは、相手とあなたの両方の原因を考えていくことになります。

ゆう

自分のことばかり責めないようにしましょう。

ただ、相手を変えるのは簡単にはいかないことなので、あなた自身の変化・成長の方法についてのヒントになればと思っています。

目次

人間関係の悩みが起きやすい関係性

二人で悩む

人間関係の悩みはさまざまな関係で生じやすいものです。

共通するのは、普段から接することや交流することが多く、関係性が深くなりがちなところと、関係を簡単には切れないところです。

関係性が良好な場合は付き合っていて心地が良いものですが、一度こじれて関係性が悪化すると、その関係に悩み続けることになります。

ここでは悩みが生じることになりやすい人間関係について押さえておきます。

  • パートナー関係
  • 家族関係
  • 友人関係
  • 職場関係
  • SNS

パートナー関係

1つ目は、パートナー関係です。

夫婦関係、恋人関係といった関係についてです。

さまざまな人間関係の中で、最も関係性が密で、関係が深くなるものです。

二人の関係が良好であれば、悩みがあっても、一緒に乗り越えていくことのできる存在になります。

夫婦であれば、次に取り上げる家族関係の安心・安全の中心になる関係になります。

しかし、夫婦関係が悪化すると家庭内の雰囲気に深刻な影響を及ぼします。

夫婦関係や恋人関係の修復ができない場合は、「別れる」「別居」「離婚」などの方法をとることになり、お互いが傷つくことになります。

家族関係

2つ目は家族関係です(夫婦関係を除く)。

あなたの親との関係、あなたの子どもとの関係、その他きょうだい関係や親戚関係などがあります。

関係性が密であるため、関係が深くなりやすいです。

家族関係が良好であれば、一緒にいて安心できますし、困ったときには一緒に乗り越えてくれる存在になります。

しかし、一度こじれてしまうと、関係の修復が困難になりがちなのも家族関係の特徴です。

最終的には「家を出る」「縁を切る」といった手段を取ることになりますが、簡単にできるものではありません。

友人関係

3つ目は、友人関係です。

学校の友人、学生時代からの友人、交友が広がる中で出会った友人、子どもを介して出会ったパパ友やママ友といった関係があります。

家族関係と同様に、友人関係はいざというときに頼りになる存在です。

もしもあなたが困っているときには、悩みの相談に乗ってくれたり、アドバイスをくれたりするでしょう。

友人関係は、1対1の場合もあれば、特定のグループの中での関係になることもあります。

そのため、友人の一人とうまくいかなくなった場合、その友人との関係だけでなく、他の友人との関係にも影響を及ぼすことがあり、悩みが広がりやすいことが特徴です。

また、子どもを介した関係だと、切りたくても簡単には切れないため、できるだけ関係が悪くならないようにすることが望まれます。

最終的には「友人と縁を切る」「所属グループをやめる」「転居する」といった手段をとることになりますが、他の友人や家族を巻き込む場合には簡単にではできません。

職場関係(上司、同僚、取引先)

4つ目は職場の人間関係です。

職場での上司との関係、同期や先輩などの同僚との関係、取引先の人との関係などです。

大人の場合、毎日の3分の1以上の時間を職場の人と接することなりますし、家族や恋人よりも一緒いる時間が長い人もいるかもしれません。

職場の人とはほぼ毎日顔を合わせるため、関係性が悪くなると、職場での居心地が悪くなり、仕事に行くことがストレスになり、仕事の生産性にも悪影響を及ぼします。

最終的には「病気休暇」「休職」「離職」「転職」といった手段がありますが、生活が立ち行かなくなることを考えると簡単には休んだりやめたりできにくいものです。

SNS

5つ目はSNSの関係です。

これまで直接は一度も会ったことがないけど、SNS上で何度もやり取りする中で、深い関係になることがあります。

「SNS上の友人」、「SNS上の恋人」といった感じです。

興味や関心の方向が同じで仲良くなったり、悩みに相談してもらって心強さを感じたりします。

顔を合わせたことがないという関係が、逆にしがらみのない適度な距離になって安心できるのかもしれません。

とはいえ、文字だけのやり取りだと、誤解を生じてトラブルに発展することもあり、公開の場でやり取りをしていると、いわゆる「炎上」になることもあります。

最終的には、「アカウント停止」や「アカウント削除」などしてSNSから離れるしかなくなります。

人間関係がうまくいかない人の行動や態度の特徴

二人の関係で悩む

あなたが人間関係がうまくいかないと感じるとき、相手または自分の行動や態度に特徴があるかもしれません。

人間関係の悩みはお互いの関係性にあります。

人間関係がうまくいかない人の行動や態度の特徴について解説していきます。

  1. 自己主張が強い
  2. 人の話を聴かない
  3. イライラしやすい
  4. 人の悪口を言う
  5. うそやごまかしが多い
  6. コミュ力不足
ゆう

無意識でこうした行動や態度をとっていないか気を付けましょう。

自己主張が強い

自己主張が強い人に苦手意識を抱く人は少なくありません。

しかも、単に自己主張するだけでなく、自分のわがままを押し通そうとするタイプの人については、なおさら苦手意識を抱くでしょう。

日本では和を重んじるため、自分のことばかり主張することは控えることが美徳と考えられているからです。

特に、あなたが自分の意見を言えないタイプであれば、いつもその人の言うとおりになってしまって、うまくいかないと感じることが起きがちかもしれません。

人の話を聴かない

人の話を聴かない人と話をしても、無駄だと思いやすいです。

いくら話しても、真剣に受け止めてくれませんし、毎回同じことを言わなければならないため、あなた自身が嫌な気持ちになりやすいです。

人の話を聴かない人は、あなたがどんなに困っていても、それほど関心を向けてくれないでしょう。

いくら言っても聞いてくれないのであれば、あまり関わっても仕方ないと思ってしまうかもしれません。

イライラしやすい

イライラしやすい人のそばには近寄りたくないです。

イライラは人にうつることもあるので、あなたまでイライラしてしまうかもしれません。

家族や友人など身近にイライラしやすい人がいると、その場の雰囲気はとても悪くなります。

下手になだめようとしてもうまくいかないことも多いため、結局放っておくことしかできないので、うまく付き合うことが難しくなりがちです。

ゆう

イライラしやすい人は、どんな人とも関係がうまくいきにくいです。

人の悪口を言う

人の悪気を聞いていい気分にはなりません。

身近な家族や友人の悪口を言われ続けたら、うんざりしてきます。

また、人の悪口を言う人は信用ができません。

あなたに対して別の人の悪口を言ってくるなら、別の人にはあなたの悪口を言っている可能性があります。

うそやごまかしが多い

うそやごまかしが多い人は、その場を取り繕うばかりで、あなたの気持ちに寄り添ってくれません。

あなたとの約束を破ることもあるでしょうし、そうしたときに言い訳ばかりして謝ってもくれないでしょう。

また、あなたに本音で話をしてくれることもないため、信頼して安定した関係を築くこともできません。

ゆう

こうした人とはうまく付き合えないと感じるのは当然です。

コミュニケーション力不足

相手の目を見て話せない、会話のテンポが悪い、そもそも話を避けようとするといったコミュニケーション力不足の人とも良い関係を築くのは難しいでしょう。

コミュ力不足の人は、その人自身は一生懸命、誠実に振る舞っているつもりでも、周りの人にとっては「会話が成り立たない人」「付き合いが悪い人」「よくわからない人」という印象を与えてしまいがちです。

少ない会話で、誤解や勘違いを与えてしまうことも多く、一度関係が悪くなると、改善することも難しくなりがちです。

人間関係がうまくいかない人の心理的な特徴

悩む女性

先ほどは、人間関係がうまくいかない人の行動や態度面について見てきましたが、ここからは心理的な特徴について確認していきます。

行動や態度と違って、一見すると心理的な特徴はわかりにくいものです。

しかし、長く付き合っている相手であれば、気が付くことができます。

  • 自己中心的
  • 自分に自信がなくて周りに合わせすぎる
  • 怒りのコントロールが苦手
  • 過去のトラウマ体験
  • 共感性に乏しく空気が読めない
ゆう

1つずつ見ていきましょう。

自己中心的

わがままで、自分のことばかり優先して、周りに思いやりの態度がない人は、誰の目から見ても自己中心的な人とわかりやすいです。

行動面では自己主張の強さや、怒りっぽさに表れるため、他者とのトラブルが絶えません。

一方、周りに優しく振る舞っているように見えていても、実はそうした自分を意識的に見せようとしているだけで、実際には自分のことばかりに目が向いている自己中心的タイプの人も一定数います。

こうした人は、損得勘定で動きやすく、自分の行動や振る舞いを計算しています。

他者とのトラブルは生じにくいですが、長く付き合っていると冷たさや計算高さがわかってくるため、本音で付き合うことができにくいと感じます。

自己中心的な人の代表としてDV夫について記載した記事があるため参考にしてください。

自分に自信がなくて周りに合わせすぎる

自分に自信がない人は、周りの意見や動きに流されやすい傾向があります。

先ほどの自己中心的なタイプと真逆になりますが、こうした人は大抵の場合は大人しくて周りと同じ動きをするので、付き合いに問題は起きにくいです。

ただ、自分の考えで行動することなく、いつも周りに合わせようとするため、八方美人のように見られることも少なくありません。

人によって態度を変えるようにうつることもあるため、他者の信頼や信用は得にくいです。

怒りのコントロールが苦手

すぐにカッとなったり、イライラして怒鳴ったりする人とはうまく付き合えないのは当然です。

怒りは短時間で治るものですが、人によっては何十分も怒り続けるなど、人によってコントロールの効きにくさに差があります。

また、怒りのコントロールが苦手な人は、もともと「考え方」や「価値観」に問題があることが多いです。

他人が良かれと思ってやってあげたことを悪く受け止めて、一方的に怒ることもあるでしょう。

周りの人は、ビクビクしますし、気を遣ってしまうので、疲れてしまいがちです。

感情のコントロールができない子どもについて記載した記事があるので参考にしてください。

過去のトラウマ体験

小さい頃に、親から暴力を受けた、ネグレクトを受けたという人や、災害や大きな事故に直面した人は、心に大きな傷を負っています。

トラウマ体験のある人は、他人を信用できない、被害的に考えやすい、感情コントロールが苦手、人に対して恐怖心があるといった特徴があります。

対人コミュニケーションに支障をきたしやすいこともあり、初めから人と接触することを避けようとしがちです。

共感性に乏しく空気が読めない

共感性に乏しい人は、人の気持ちが分からなかったり、その場の空気が読めなかったりします。

すると、自分が意識していなくても、周りに嫌な気持ちにさせてしまうことが少なくありません。

人から注意を受けても、何が悪かったのか理解できにくいため、同じ過ちを繰り返しやすい傾向があります。

発達障害の中でも「ASD(自閉スペクトラム症)」の傾向がある人が当てはまります。

子育てに関する発達障害の悩みについて記載した記事があるため参考にしてください。

人付き合いが上手になるための対処法

コミュニケーションスキルを上げる

人との付き合い方が上手になる方法について解説します。

人の性格によって方法は大きく異なってきますが、ここでは誰にでも共通して使うことのできる対処法について紹介していきます。

  • 自分と相手の気持ちの両方を大切にして会話する
  • セルフコントロール力を高める
  • アンガーマネジメント力を身につける
  • 考え方を変えてみる
  • コミュ力をアップする

自分と相手の気持ちの両方を大切にして会話する

人とうまく付き合えるようになるためには、相手の気持ちに配慮して接することが大切です。

しかし、相手の気持ちばかりを優先していると、自分の気持ちをないがしろにしてしまいます。

そうならないようにするために、相手の気持ちを大切にすると同時に、自分の気持ちも大切にしましょう。

相手と自分の両方を大切にするコミュニケーションを「アサーティブなコミュニケーション」と呼びます。

心理スキルの一つであるアサーションの考え方になりますので、詳しくは次の記事を参考にしてください。

セルフコントロール力を高める

セルフコントロール力とは、自分の感情や行動をコントロールして、本当にやりたいことややらなければならないことをきちんとできるようになる力のことです。

自己統制力や抑制力ということもでき、他者との関係を維持していくためには必要不可欠なスキルです。

セルフコントロールについては、次の記事で詳しく説明します。

アンガーマネジメント力を身につける

怒りのコントロールが苦手な人は、アンガーマネジメントを学ぶことで上手にコントロールができるようになります。

あなたがイライラしてしまったときに、そのイライラを上手に抑える方法や、適度に解消する方法を学ぶことができます。

アンガーマネジメントについては、次の記事で詳しく説明しています。

ゆう

今まで離れていた家族や友人がそばに戻ってきてくれるでしょう。

考え方を変えてみる

人の考え方や価値観を変えるのは簡単にはいかないものです。

特に、自分の考え方を人に言われたからといって、簡単に変えることはできないでしょう。

そうした人におすすめなのが、物事の捉え方の枠組みを変える「リフレーミング」というスキルです。

リフレーミングとは、出来事の見方を変えて、受け取り方や意味づけを変えることです。

リフレーミングについては、次の記事で詳しく解説しています。

コミュニケーション力をアップする

人とうまく付き合うために必要なこととしてコミュニケーション力が挙げられます。

相手の話を聴く、適度に自分の意見を伝える、そのときに相手の目を見て話す、適度な距離を保って話すなどさまざまなスキルを身につけることで、人との会話がスムーズにできるようになります。

アサーションやアンガーマネジメントを学ぶことでもコミュニケーション力は向上しますが、それとは別にコミュニケーション教室で体験的に学ぶこともおすすめです。

まとめ

今回は、心理学の側面から人間関係がうまくいかない人の特徴と対処法について説明しました。

うまくいかない人には行動・態度面と心理面に特徴があります。

その特徴を理解した上で次の対処方法をとりあえずやってみることが良いでしょう。

  • 自分と相手の気持ちの両方を大切にして会話する
  • セルフコントロール力を高める
  • アンガーマネジメント力を身につける
  • 考え方を変えてみる
  • コミュ力をアップする

ご相談や質問がある場合には、こちらまでどうぞ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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