「カウンセリングを受けてみたいけど、うまく話せるか不安。」
「何を話せばいいか、どう受ければ効果が出るのかわからない。」
そういう不安を抱えながら予約をためらっている方は少なくありません。でも、カウンセリングは「うまく話せる人」だけが使うものではありません。準備や心構えを少し知っておくだけで、初回から安心して受けられるようになります。
この記事では、カウンセリングを効果的に受けるための心構え・準備・注意点・カウンセラーの選び方を、子育て中の保護者の状況に引きつけてお伝えします。
私はゆうと申します。公認心理師として、子ども家庭支援センターや少年鑑別所で発達障害・不登校・問題行動の支援に長年携わってきました。カウンセリングを受け始めた保護者の方からよく聞く「こうすればよかった」という声を、この記事に詰め込みました。
📖 こんな方に読んでほしい記事です
- 初めてカウンセリングを受けようとしていて、何を準備すればいいか不安な方
- 以前カウンセリングを受けたが効果を感じられなかった方
- 子育て・発達・不登校の悩みでカウンセリングを検討している保護者の方
- オンラインカウンセリングの注意点や向かない人について知りたい方
カウンセリングを受けるときの心構え

まず最初にお伝えしたいことがあります。「うまく話さなければ」という気持ちは手放してください。
カウンセリングは、上手に説明できる人のためのものではありません。うまく言語化できなくても、話が行ったり来たりしても、泣いてしまっても——それがカウンセリングの場です。カウンセラーはそういう状態のあなたと一緒にいることが仕事です。
📌 カウンセリングを受ける前に知っておきたい3つのこと
- 1回で変わろうとしない——カウンセリングの効果は継続の中で生まれます。初回は「話してみる場所を確かめる」くらいの気持ちで十分
- 「答えをもらいに行く場所」ではない——カウンセラーが解決策を提示するのではなく、あなた自身が気持ちを整理して考えを見つけていく場です
- 合わなければ変えていい——カウンセラーとの相性が合わないと感じたら、変更を申し出るのは当然のことです。最初のカウンセラーが全てではありません
ゆう「話せることから話してみよう」。それだけで十分なスタートです。
効果的に受けるための4つのポイント
ポイント① 「今、一番しんどいこと」から話し始める
「何から話せばいいかわからない」という方は、「今、一番気になっていること」「昨日一番しんどかったこと」から話し始めると入りやすいです。背景や経緯をきれいにまとめて話す必要はありません。カウンセラーは断片的な話からでも、あなたの状況を丁寧に聞き取ってくれます。
ポイント② 「これは言いにくい」と感じることほど話してみる
「こんなこと話していいのか」「こんなに怒っている自分を見せていいのか」——そういう気持ちを抱えながらカウンセリングに来る方は多いです。でも、言いにくいことの中にこそ、あなたが本当に整理したいものがあることが多い。カウンセラーはどんな話も否定せず受け取ります。
ポイント③ セッション後に感じたことをメモしておく
カウンセリングの後、「あのカウンセラーの言葉が引っかかった」「なぜか涙が出た」という感覚が残ることがあります。それはカウンセリングが効いているサインです。次回のセッションにそのメモを持っていくと、話が深まりやすくなります。
ポイント④ 「変化は小さい」と知っておく
「3回通ったけど変わらない」という声を聞くことがあります。カウンセリングの変化は、気づいたら楽になっていた、というプロセスをたどります。劇的な変化より、じわじわとした変化を信じて続けることが大切です。



「うまく話せなかった」と感じた日のセッションが、後から一番効いていたということもあります。
「話してみようかな」と感じたら、
まず1回から始めてみてください。
うららか相談室は、子育て・発達・不登校に詳しいカウンセラーが在籍。スマホから予約でき、ビデオ・電話・メッセージから形式を選べます。
オンラインカウンセリングを使う前に知っておきたいこと
オンラインカウンセリングは便利で使いやすい反面、向かない状況もあります。事前に知っておくことで、安心して使えます。
プライバシーの確保が前提
オンラインカウンセリングは自宅から受けられる反面、話が聞かれない環境の確保が必須です。子どもや配偶者がいる時間帯に受ける場合は、個室・イヤホン使用・声を出せない場合はチャット形式の選択、などを事前に検討してください。
緊急時・危機状態には対応できない
自傷・希死念慮など緊急性の高い状態にある場合、オンラインカウンセリングではなく医療機関への受診や危機相談窓口への連絡が優先されます。「今すぐ誰かに助けてほしい」という状態のときは、まず相談窓口(よりそいホットライン等)に電話してください。
向かない状況・人
⚠️ オンラインカウンセリングより対面・医療機関が向いている状況
- 希死念慮・自傷など緊急性の高い状態がある
- 精神科的な診断・投薬が必要な状態(うつ病・双極性障害等が疑われる)
- 通信環境が不安定で安定した接続が難しい
- プライバシーを確保できる環境が整っていない
- 心理検査を受けたい場合
上記に当てはまる場合は、まずかかりつけ医や精神科・心療内科への相談を優先してください。オンラインカウンセリングはあくまでも医療の代替ではありません。
継続できる費用・頻度を先に考えておく
カウンセリングは継続することで効果が出ます。「1回いくら」より「月いくらで続けられるか」を先に考えておくと、無理なく続けられます。料金の目安や予算の決め方は以下の記事で詳しく解説しています。





「向かない状況を知っておく」ことが、安心して使えるための第一歩です。
自分に合ったカウンセラーの選び方


カウンセリングの効果に最も影響するのは、形式や料金よりカウンセラーとの相性です。選ぶときに確認してほしいポイントをまとめます。
📌 カウンセラー選びで確認したい4つのポイント
- 資格——公認心理師・臨床心理士など国家資格・上位資格の有無を確認する
- 専門領域——子育て・発達・不登校・家族関係の相談経験があるか確認する
- プロフィール・口コミ——「話しやすそう」と感じられるかを確かめる
- 変更できるか——合わなかったときにカウンセラーを変更できるサービスを選ぶ
「最初から完璧に合うカウンセラー」を探そうとすると、選べなくなります。まずプロフィールを読んで「この人なら話せそう」という感覚を信じて選んでみてください。合わなければ変えられます。
💡 架空の事例(一般化したものです)
これはあくまで一般化した事例ですが——子どもの不登校をきっかけにカウンセリングを始めたBさん(40代)は、最初のカウンセラーとうまく話せず「やっぱり自分には合わない」と感じていました。ところが担当を変えて2回目のカウンセラーとは「初回から自然に話せた」と言い、3ヶ月後には「自分がこんなに消耗していたとは気づいていなかった」と振り返っていました。



カウンセラーとの相性は「合う・合わない」があって当然。変えることは失礼ではありません。
プロフィールと口コミを見てから
「この人なら話せそう」を選んでみてください。
うららか相談室は子育て・発達・不登校に詳しいカウンセラーが在籍。合わなければ変更でき、まず1回から試せます。
まとめ
- 「うまく話さなければ」という気持ちは手放していい——話せることから話せば十分
- 効果的に受けるコツは「しんどいことから話す」「言いにくいことほど話す」「セッション後にメモする」「小さな変化を信じる」の4つ
- プライバシー確保・緊急時への対応・向かない状況を事前に知っておく
- カウンセラーの資格・専門領域・相性を確認して選ぶ
- 合わなければ変えていい——最初のカウンセラーが全てではない
「うまく受けられるかな」という不安は、受けてみることでしか解消できません。まず一歩を踏み出してみてください。あなたが話せる場所は、必ずあります。
関連記事








元 少年鑑別所 心理技官(18年)
現職:子ども家庭支援センター
