社会福祉士に相談することのメリット|オンラインカウンセリングの活用

社会福祉士とは

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社会福祉士ってどんな資格なの?

社会福祉士の資格のあるカウンセラーってどんな人?

家族の福祉の支援に関する相談をしたい!

オンラインカウンセリングのカウンセラーのプロフィールを見ていると、「社会福祉士」の資格を目にすることがあります。

オンラインカウンセリングサイトでは、「公認心理師」や「臨床心理士」に並んで、国家資格である「社会福祉士」をアピールしているところも少なくありません。

「社会福祉」と「カウンセリング」が結びつきにくいと感じて、どのような心の相談に乗ってくれるのか疑問に思う人もいるでしょう。

そこで、本記事では、「社会福祉士」資格を有するカウンセラーについて詳しく説明していきます。

ゆう

早速見ていきましょう!

目次

社会福祉士とは

社会福祉士とは、福祉の相談援助に関する高度な専門知識・技術があり、福祉や医療の相談援助を行う専門家です。

精神保健福祉士」や「介護福祉士」と並ぶ福祉分野の代表的な資格の一つです。

ここからは、国家資格としての意味、創設時期について説明していきます。

国家資格

社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく福祉領域のソーシャルワーカーとしての国家資格です。

福祉を必要とする方々を支援する専門家で、必要な助言や利用可能な制度・サービスなどの紹介を行ったり、サービスの利用の調整や関係機関との連絡などを行います。

高齢者から身体・精神に問題を抱えていて、在宅や施設で生活している方々を支え、その抱える課題を解決するためにさまざまな支援を行なっています。

福祉に関する職場で働く専門家の多くは、社会福祉協議会、社会福祉施設、病院、地域包括支援センターなどでソーシャルワークの仕事に取り組んでいます。

創設時期

1987年の「社会福祉士及び介護福祉士法(昭和62年法律第30号)」の成立を受けてできた資格です。

同日に「介護福祉士」資格もでき、福祉に関する国家資格としては歴史のある資格といえます。

2022年5月の社会福祉士資格登録者数は、250,329人です。

ゆう

ちなみに、公認心理師は2020年12月末日で35,529人が登録し、臨床心理士は2021年4月1日で38,397名が認定されています。

社会福祉士になるためには

社会福祉士

社会福祉士は「名称独占の資格」なので、この資格を持っている人以外は「社会福祉士」を名乗ってはいけないことになっています。

オンラインカウンセリングのカウンセラーのプロフィールの資格欄に「社会福祉士」と書いてあれば、その人は国家資格に合格した実力のあるカウンセラーといえます。

この「社会福祉士」資格を取得するためには、一定の受験資格を満たした人が、国家試験に合格しなければなりません。

受験資格

社会福祉士試験の受験資格は、次のとおりです。

社会福祉士の受験資格

《福祉系大学等》

  • 福祉系大学等4年 → 指定科目履修
  • 福祉系短大等3年 → 指定科目履修 → 相談援助実務1年
  • 福祉系短大等2年 → 指定科目履修 → 相談援助実務2年

《短期養成施設等》

  • 福祉系大学等4年 → 基礎科目履修 → 短期養成施設等(6か月以上)
  • 福祉系短大等3年 → 基礎科目履修 → 相談援助実務1年 → 短期養成施設等(6か月以上)
  • 福祉系短大等2年 → 基礎科目履修 → 相談援助実務2年 → 短期養成施設等(6か月以上)
  • 社会福祉主事養成機関 → 相談援助実務2年 → 短期養成施設等(6か月以上)
  • 児童福祉司・身体障害者福祉司・査察指導員・知的障害者福祉司・老人福祉指導主事・実務4年 → 短期養成施設等(6か月以上)

《一般養成施設等》

  • 一般大学等4年 → 一般養成施設等(1年以上)
  • 一般短期大学等3年 → 相談援助実務1年 → 一般養成施設等(1年以上)
  • 一般短期大学等2年 → 相談援助実務2年 → 一般養成施設等(1年以上)
  • 相談援助実務4年 → 一般養成施設等(1年以上)
ゆう

福祉系の4年大学卒業者以外は、一定の実務経験などが必要となります。

国家資格に合格

社会福祉士を取得するためには、国家試験に合格しなければなりません。

合格率
平成30年29.9%
令和元年29.3%
令和2年29.3%
令和3年31.1%
令和4年44.2%
社会福祉士試験合格率の推移

合格率は3割前後です。

ゆう

令和4年の精神保健福祉士試験の合格率は65.6%でしたので、社会福祉士試験は難関といえます。

社会福祉士は、少子高齢化の中で、特に世の中に必要とされる資格ですので、徐々に合格率が上がってきているのかもしれません。

心理分野との資格の違い

オンラインカウンセリングのカウンセラーのプロフィールには、「公認心理師」や「臨床心理士」と並んで、「社会福祉士」や「精神保健福祉士」が書いてあることが多いです。

「公認心理師」や「臨床心理士」は、心理学をベースとした「心理分野」・「心理職」の資格です。

カウンセリングといえば、公認心理師や臨床心理士などの心理職が行うことが一般的です。

カウンセリングの基礎である「受容」、「傾聴」、「共感」といった面接スキルを身につけていて、面接を通じてクライアントの内面の変化や気づきを促します。

一方で、社会福祉士や精神保健福祉士は、介護福祉士と比べられることが多い「福祉分野」・「福祉職」の資格です。

福祉職は面接を通して、クライアントの悩みや希望を丁寧に聞き取って、医療や福祉の支援につなげていきます。

ゆう

福祉職による面接は、厳密には「カウンセリング」とは言いません。

公認心理師や臨床心理士:心理職、こころの専門家、心理カウンセラー

社会福祉士:福祉職、医療や福祉の支援につなげる専門家、

社会福祉士の勤務先

社会福祉士の資格の持つ方が、実際に勤務する場所について紹介します。

それぞれを理解することで、彼らの専門分野が見えてきます。

  • 高齢者施設
  • 児童相談所、児童福祉施設
  • 障がい者支援施設
  • 社会福祉協議会・地域包括支援センター
  • 学校・学童
  • 医療機関
ゆう

一つずつ見ていきましょう。

高齢者施設

1つ目は、高齢者施設です。

高齢者施設で勤務する社会福祉士は、「生活相談員」として勤務することが一般的です。

主な業務としては、入所前の面談、入所の手続き、利用者やその家族の相談対応や面談、関係機関との情報共有、連絡調整などです。

高齢者やその家族の不安や心配を取り除くための面談と、実際に安定した生活を送ってもらうための準備や手続きなどを日々行います。

児童相談所、児童福祉施設

2つ目が、児童相談所や児童福祉施設です。

児童相談所で「児童福祉士」として勤務するためには、社会福祉士資格を持っていながら地方公務員試験に合格しなければなりません。

主な業務としては、発達や行動などに問題を抱えた児童やその家族の相談支援、家庭訪問による面接、家庭環境の調査、対象者が通っている学校の担任教師や教育委員会などとの情報共有や連絡調整になります。

児童が抱える問題は、障害、非行、親からの虐待、不登校など幅広い悩みに対応しています。

また、児童養護施設や放課後デイサービスなどの児童福祉施設で、子どもたちの成長をサポートする「児童指導員」になるためには児童福祉士資格があればなることができます。

障がい者支援施設

3つ目が、障がい者支援施設です。

身体障がい、精神障がい、知的障がいなどのある方を支援するための施設が障がい者支援施設です。

ここでも社会福祉士や精神保健福祉士の存在は欠かせません。

主な仕事としては、利用者との面談や自立支援・生活支援などの援助です。

利用者が地域でサービスを受けながら安定した生活を送ることができるようにサポートします。

社会福祉協議会・地域包括支援センター

4つ目が、社会福祉協議会や地域包括支援センターです。

地域の福祉支援や住民の暮らしの支援のために社会福祉士が活躍する場所が、社会福祉協議会や地域包括支援センターです。

対象となるのは、高齢者、障がいのある方、貧困家庭、外国人、ホームレスなど、社会的に弱い立場にいる方々です。

主な仕事としては、対象者の相談援助、安否確認や見守り、生活上の課題の発見、生活しやすいような環境を整えること、福祉サービスや専門機関との連絡調整などです。

学校・学童

5つ目が、学校や学童です。

社会福祉士は、「スクールソーシャルワーカー」として学校に所属することになるため、公立学校の正職員になる場合は公務員試験の合格も必要です。

生徒が抱える問題について、その保護者や学校教諭と連携し、その問題解決を図っていきます。

問題の内容によっては、児童相談所や教育委員会などの関係機関との連携も行なっていきます。

なお、こころの専門家である「スクールカウンセラー」との連携も必須です。

スクールカウンセラーについて詳しく解説した記事があるので参考にしてください。

医療機関

6つ目が、医療機関です。

病院などで勤務するソーシャルワーカーとして勤務することになります。

主な業務としては、患者やその家族が抱える悩みについての相談支援です。

医療費の支援や免除を受けられる制度の説明、入院や治療に対する不安や悩みを解決するためのサポートなどを行います。

保健所などとの関係機関との連携も行います。

社会福祉士資格のあるカウンセラーの専門性

カウンセラー

オンラインカウンセリングサイトで、カウンセラーのプロフィール欄に「社会福祉士」資格があったら、その人は国家資格を有していて、社会福祉に関する福祉食として国が認めた人であると意味します。

社会福祉士は、医療や福祉の支援につなげる専門家です。

次のような分野に精通しています。

  • 高齢者の福祉・介護支援
  • 障がいのある方の福祉支援
  • メンタルヘルス
  • 引きこもり、不登校
  • 家庭内不和
ゆう

社会福祉士の専門性はかなり広いです。

高齢者の福祉・介護支援

高齢者の福祉や介護の支援についての専門的知識があります。

ご家族にご高齢の両親がいる場合、どのような福祉サービスを受けることができるか、自宅で介護をするときにどのようなサポートを得られるか、どのような点に気をつけると良いかなど、的確にアドバイスしてくれます。

障がいのある方の福祉支援

身体障害、精神障がい、知的障がいのある方々の支援についての専門的知識があります。

ご家族にこうした障がいのある方がいる場合、それぞれの障がいに合わせた福祉サービスについて助言してくれます。

また、福祉の専門家として、こうした障がいの理解や一緒に生活するためのポイントなどについても経験を元に教えてくれます。

メンタルヘルス

現代社会では、毎日のストレスからこころの悩みを抱えている人が増えています。

メンタルヘルスの回復には、ストレスとの向き合い方や解消の仕方を知ることが大切です。

福祉の専門家としての視点からメンタルヘルスについてアドバイスをしてくれます。

引きこもり、不登校

スクールソーシャルワーカーとして経験のある人であれば、学生の引きこもり、不登校、登校しぶりについて、具体的な支援の方法についてアドバイスをしてくれます。

学校の制度の活用の仕方、養護教諭やスクールカウンセラーとの連携の方法などに詳しいです。

もしも学校に行くことができない場合には、地域にあるフリースクールやフリースペースについても紹介してくれるでしょう。

家庭内不和

社会福祉士は、個人の支援だけでなく、家族全体の支援も行なってくれます。

夫婦関係や親子関係がこじれている場合だけでなく、次のような家庭内の問題についても幅広くアドバイスをしてくれます。

  • DV
  • ヤングケアラー
  • 児童虐待
  • 高齢者虐待
  • アルコール依存症
  • ギャンブル依存症

社会福祉士が多く所属しているサイト

オンラインカウンセリングでは、社会福祉士資格を持っているカウンセラーが多く所属しているサイトがあります。

特に有名なのは「うららか相談室」です。

うららか相談室

数多くのカウンセラーが所属しているため、自分の悩みにピッタリのカウンセラーに出会って相談することができます。

ゆう

2023年7月現在、社会福祉士は57名在籍しています。

うららか相談室については、次の記事で詳しく説明しています。

うららか相談室
うららか相談室
  • 国内最大のオンラインカウンセリング
  • 400名を超える専門家に相談できる
  • カウンセリング方法を4種類から選べる
  • 誰にも知られず、匿名での相談が可能

まずは無料会員登録から!

まとめ

今回の記事では、「社会福祉士」資格を有するカウンセラーについて詳しく説明しました。

社会福祉士の特徴として次のようなことを紹介しました。

  • 社会福祉士は、福祉系の国家資格
  • 社会福祉士の勤務先
  • 社会福祉士資格のあるカウンセラーの専門性

ご相談や質問がある場合には、こちらまでどうぞ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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